小沢一郎作品の書評/レビュー

小沢主義 志を持て、日本人

小泉批判は余計だったと思います
評価:☆☆☆★★
 読みやすい本を、という視点で書いたのならばそれは成功している。しかし逆にそれがうまく行き過ぎて、内容が薄いようにも感じられてしまう。それがあまりにももったいない。もう少し、細かい議論に踏み込んでも良かったと思う。もう少し国民を信じても大丈夫だと思います。
 農業の自由化に関する農家への補助金問題や教育に対する責任の明確化など、いろいろと具体的な政策に踏み込んでいる。これを丸呑みできれば、素直に納得できる部分があるかもしれないが、懐疑的な目で見ると、裏づけとなる資料があるわけではないので、ふ〜ん、という感じで終わってしまう気がする。
 本書の冒頭にある「どぶ板選挙」には、著者の信念を感じずにはいられない。何をおいてもこれが民主主義の原点だという考えには共感を覚える。やはり、議員は選挙民の代表でなければならないのだから。

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