後藤田正晴作品の書評/レビュー

情と理 -カミソリ参謀回顧録- (下) (監修:御厨貴)

ノってきましたね
評価:☆☆☆☆★
 ボクの記憶が残っている時代のお話になってきたので、時代背景に関するコメントが非常に少なくても、何とか理解できるようになって来た。時系列順にインタビューしているのかは知らないが、上巻に比べて、インタビューアのツッコミが深くなっている気がする。良いことだと思う。
 しかし、つくづく残念に思うのは、証言を聞きだして満足しないで、一つのノンフィクションに仕上げて欲しかったなあ、と思う。そうすればもっと面白いものになると思うのに…

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情と理 -カミソリ参謀回顧録- (上) (監修:御厨貴)

素人には分からないよ
評価:☆☆☆☆★
 後藤田正晴氏のインタビュー形式の回顧録。当時の考え方などが読み取れる、大変意義のある企画だと思うのですが、一般人向けに文庫として出版する本としては少し疑問があります。
 上巻には、戦前からよど号事件くらいまでについて触れられているわけですが、半数くらいの人は当時を知らないわけですよね。この本は、後藤田氏のインタビューを載せているだけなので、当時の時代背景にはほとんど触れられていません。本人には常識でしょうし、インタビュアーである著者も専門家ですから。できれば、もう一分冊くらい増やして、当時の時代背景を補足しながら、話を整理して欲しかった気がします。
 …これがオーラルヒストリーだ、と言われてしまえばそれまでかもしれませんが。でも、内容は面白かったです。

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