ベン・トー (9) おかずたっぷり! 具だくさん! 香り豊かな欧風カレー弁当すぺしゃる305円(アサウラ)の書評/レビュー


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ベン・トー (9) おかずたっぷり! 具だくさん! 香り豊かな欧風カレー弁当すぺしゃる305円

ロリが走りすぎ
評価:☆☆☆☆☆
 著莪あやめがイタリアに行っているお正月。佐藤洋は槍水仙と妹の槍水茉莉花、白粉花と共に、冬合宿で雪の東北へと赴いていた。貸切のロッジに女子三人と男子一人。もはや天啓がなくともやることは一つしかないだろう。
 しかしここで問題なのは、女子の一人が腐っていて佐藤自身の貞操に危機がありかねないことと、白梅梅による遠隔監視が厳しいと言うことだろう。だが、その白梅梅にも、正月らしく、ちょっとした気の緩みがあるらしい。佐藤の眼福だ。

 半分お遊びとは言えど、一応は合宿。当然、半額弁当争奪戦にも参加する。だがその前に雪山にスキーをしに行ったHP同好会だったが、茉莉花に誘われた佐藤洋は、二人で崖下に転落してしまう。それでも、骨の髄まで叩き込まれたサバイバル術でビバークに成功。かまくらの中で体温を逃がさないために茉莉花とピッタリと抱き合った佐藤は、彼女が10歳であることを頭から追い出し、わずか一個の飴を分け合うために、境界線上で死闘を繰り広げるのだった。

 そんな彼らの活動とは関係なく、かつてHP同好会に所属していた秋鹿雅は、氷結の魔女を、そして魔導師を打倒するために、東北のスーパーを決戦の地に選ぶ。そこに、ギリー・ドゥーこと禊萩真希乃やサラリーマン企業戦士レッドも関わり、複雑な戦いが繰り広げられることとなる。

 いざ佐藤がコトに及ぼうとなった時に電話をかけてくる著莪の無意識の行動や、色々とアウト気味なグレーゾーンでの佐藤のセクハラなど、もどかしさに溢れるエロさが今回も冴え渡っている。そこに、様々な思惑をもった狼が関わり、閉店間際のスーパーと言う場所に、全国レベルでの勢力争いを持ち込んでしまうのだ。
 著莪がいるときは自嘲気味だが、今回はロリが走っている。

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