B.A.D. (6) 繭墨はいつまでも退屈に眠る(綾里けいし)の書評/レビュー


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B.A.D. (6) 繭墨はいつまでも退屈に眠る

本質は変わらない
評価:☆☆☆☆★
 今回は連作短編の形式になっており、定番の繭墨あざかと小田切勤は当然として、七瀬七海や嵯峨雄介が登場する日常の中のエピソード、水無瀬白雪が小田切に寄せる思いと対比される様な異能者の存在が語られるエピソードなど、4編が収録されている。
 今回は異能自身に重点を置くよりも、異能を持った人間たちの歪みに重点を置いた構成になっていて、異能者を人間サイドに寄せるような効果があるかもしれない。びっくり要素よりも人間的要素に着目したという点で、個人的にはこれまでの話よりも読みやすくて良かった。

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