アリストクライシ I for Elise(綾里けいし)の書評/レビュー


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- アリストクライシ I for Elise 未定

アリストクライシ I for Elise

復讐の旅路
評価:☆☆☆★★
 エリーゼ・ベローという少女には、エレイン・フォン・アリストクライシという名前がある。それは彼女が穴蔵の悪魔(アリストクライシ)の血を受けているという証明だ。だが彼女は、同族であるはずのアリストクライシを殺すために旅をしている。その道連れは、グランという、全身に縫い傷がある死なない怪物、名前のない化け物(グラウェン)である。
 共通の仇であるユージーン・フォン・アリストクライシを探し求めて旅をする二人が辿り着いた街では、七人もの人間が消えるという怪現象が起きていた。そしてその犯人にされている料理人が暴れているところに乱入し、結果としてケンジー・ハワードというおしゃべりな青年を助けることになる。

 舞台をファンタジー世界に移してはいるが、「B.A.D.」シリーズと引き出しが共通しており、新味は感じられないのが残念に思う。

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