新木伸作品の書評/レビュー

GJ部 (2)

それでももうちょっと
評価:☆☆☆★★
 実はGJ部の正式部員ではなかったということが判明した四ノ宮京夜は、正式部員となるためにとある訓練を命じられる。
 夏のお話なので合宿とかパジャマ・パーティーとか学校外の話もあるんだけれど、一体全体何があったんだと言いたくなる思わせぶりだけで終わっているところもあって、ストーリー性がないのは別にいいんだけど、それでももうちょっと触れて欲しかったなあと思うところがないでもない。

 面白いけれど、あえて文章で4コマ漫画を目指す意味がどこにあるのかは色々と考えさせられる。

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GJ部

直列じゃなくて並列
評価:☆☆☆★★
 たまたま部室の前を通ったら強制加入させられた高校一年生の四ノ宮京夜は、自分の所属するGJ部が何をするのか、いったい何と読むかも分からない。分からないのだけれど、毎日部室に行って、他のメンバー4人とのコミュニケーションを楽しんでいる。
 ちっこいけどえらそうな部長の天使真央、あらゆるゲームの天才である紫苑、いつもお肉を食べている綺羅々という3人の先輩と、部長の妹だが人を疑うことを知らない天使恵がそのメンバーだ。

 一話は4ページと決まっていて、その間にはアイキャッチ的見開きページがある構成になっている。この構成上、文庫本としては標準的なページ数ではあるが、文章量は意外に少ない。
 4コマ漫画的な小説を目指したとは作者の弁で、タイトルにナンバリングされていない限り、各話の間にストーリー的なつながりはないのが特徴だ。だから本当に、適当にパラっと開いて、そこにあるお話で笑ったりほんわかしたりする感じのもの。いっぺんにまとめて読むと、あっという間に読み終わってちょっと寂しい感じがするかもしれない。

 ところで、天使恵というとボクは別作品の別キャラクター(性格もかなり正反対)を思い出す。

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