相内円作品の書評/レビュー
すてっち! (2)
-
手芸部メンバーたちは、陸上部の合宿に便乗して海の合宿所を訪れる。夕食の準備中に突然起きる停電、そして合宿所内で行方不明になる陸上部員たち。真っ暗な建物内を探索する手芸部メンバーの前に現れたのは…という展開とギャグが入り混じる夏合宿編と、美晴の家での合宿が今回のメインになっている。
このようなイベントを通じて、美晴が手芸部に入った理由や、松せんぱいが突然いなくなった理由などが明らかにされる。
やっぱり今回も独特のノリがあって、ついていける人といけない人に大きく分かれそう。この差は主に女子と男子のような気がするのも、前巻と同様なんだな。
すてっち!
-
タイトルとイラストから想像されるとおりの作品だと思う。いわゆる日常系のふわゆるの物語で、その舞台が女子高の手芸部になっている。ストーリー性よりもキャラクター性を楽しむ感じのもの。
個人的には、実は主人公となっている少女のストーリーをもう少し掘り下げた方が好みだった。
どちらかというと、女子高の日常を描く側面が強く押し出されているように感じたので、男子層よりも女子層の方に受けが良いかも知れない。ユザワヤとか言われても分からないもん。
もし男子層をターゲットにしようと考えるならば、イラストをつける箇所が違うだろうし。
ホーム