天羽伊吹清作品の書評/レビュー
我が家のダンジョン
-
父母である日暮坂栄太郎と日暮坂桜乃が建てた念願のマイホームに引越しをした日暮坂慧慈と日暮坂得藻の兄妹は、押し入れの中に地下迷宮への入り口を発見した。降りて行ったところモンスターに遭遇、自宅に戻れなくなってしまう。
そこで出会ったリッチのグランディータから、新たに誕生した魔王と前魔王の娘ルーラが世界征服を目指していることを知らされた二人は、魔王城となった自宅に潜入し、魔王を倒しに向かうことになる。
エロバカな兄と兄ツンデレの妹が自宅を舞台に繰り広げる剣と魔法の戦いだ。
シースルー!? (2)
-
憧れの叶原七紘の服が透けるという現象を乗り切り、彼女と恋人関係になることができた速見柾だったが、まだ何も解決してはいない。その現象の原因だった天眼比売命は速見真菜子として彼の妹として暮らし、愛情パワーで復活するまでは、彼の周囲に怪現象が絶えることはないのだ。
そんなとき、真菜子の使い込みが発覚し、バイトに明け暮れざるを得なくなった柾は、七紘との時間も取れなくなってしまう。そのうち、七紘もバイトを始めるのだが、その喫茶店に彼女を目当てにした男性客が通い始め…。宇月聖介や鷹宮蒼良、両山臨美を巻き込んで、再びエロ展開が降臨することとなる。
そして、柾の前に現れたロリ巨乳少女テス・カトリ・ポーカニアの正体とは?イラストは相変わらず「妄撮 モーサツ」張りに透けている。でももうちょっと、ストーリー性が欲しかったところだな。
そしてこのシリーズは3巻打ち切りが決定とのことだ。
シースルー!?
-
学園のアイドル的存在である叶原七紘に片思いする速見柾は、彼女に釣り合うために文武両道に打ち込んできた。その成果は上がったものの、どちらかというと武士的な雰囲気に成長してしまったため、彼女とお近づきになることも出来なかった。
今年こそはと天眼比売命を祭神とする明重神社に縁結びをお願いに行った柾は、その結果として、なぜか七紘の服が一枚透けて見える目を授かってしまう。折しも明日からは衣替え!つまり、一枚透けて見えるということは…!?
クラスメイトの鷹宮蒼良や両山臨美も巻き込み、見たいけれど見ちゃまずい生活が始まる!
シチュエーションもエロいけれど、イラストもエロい。以前「妄撮 モーサツ」という写真集があったかと思うが、まさにそんな構成のイラストなのだ。つまり、一枚目は普通に制服を着ているのだが、めくるとその一部が破けて下着がのぞくという…。
好きな女の子の服が一枚透けて見えるという設定がニクい。何の関係もない女の子だったらこっそりガン見するだろうけれど、好きな子だと見ちゃいけない様な背徳感というか葛藤がある。そこを突きつつ、一人だけでは物足りないということなのか、他の女の子まで透けて見えたり、乗り移って覗いちゃったり、とにかく妄想全開のエロ展開が繰り広げられる作品だ。
ホーム