芦屋六月作品の書評/レビュー

ニート系戦隊らぶりぃー・りとる・どろっぷす

酔いどれ美少女戦隊
評価:☆☆☆★★
 地球丸焦げを目指すブラックバーント軍団と戦う美少女戦隊は、「美少女」「純潔」「恋愛してない」の三条件を満たしていないとなれない。しかも、年齢を重ねればその能力を落としていく。
 後継者のいない美少女戦隊は、大学生となった灯野あえか、花咲愛理、照簗麻緒子、百合永雪乃ら初代が未だ現役で、しかし敵と戦えばボコボコにされてしまう。唯一の希望はあえかの妹の灯野ゆいかだ。彼女が自分の勉強時間を犠牲にして戦っているおかげで、地球の平和は保たれている。

 秘匿されている彼女たちの活動をたまたま知った右代亨は、彼女たちのマネージャーのように動きながら、次代の美少女戦隊のメンバーを探していた。その候補として妹の右代鳴が挙げられたころ、彼の前に闇路杏という美少女が現れる。

美少女が多すぎて生きていけない (2)

芸能界、堕落
評価:☆☆☆★★
 女子高生モデルの美甘優奈の盗撮写真を撮ってしまったために彼女の言いなりにならなければいけなくなった向井修一は、実は美少女アレルギーで、近づくとくしゃみが出てしまう。この上、触れたりしたらどうなるか分からない。
 彼が美少女アレルギーだと知る、家族以外の唯一の人物であるヘルカ・リントゥラが転校してきた。部活仲間で幼馴染の小夜子は、また美少女が増えてふくれっ面だ。

 最近、の美甘優奈のモデル仲間である佐倉紗雪の様子がおかしい。遊びに誘えば楽しそうにしているのだが、どうも何か陰があるようだ。彼女の抱えている問題とは何なのか?

美少女が多すぎて生きていけない

好きだけど近づけない
評価:☆☆★★★
 向井修一には奇病がある。それは、美少女アレルギーだ。美少女見ただけで鳥肌が立ち、近づけば溺れるほどの鼻水、触られたら阿鼻叫喚の地獄となるアレルギーだ。姉の向井京子や幼馴染の小夜子には反応しないのが幸いと言える。
 だがこの事実を知っているのは、家族以外にはチャット友達であるフィンランド在住のヘルカ・リントゥラだけ。小夜子や友人の小平拓海も知らない。

 美少女を愛でられない向井修一の唯一の趣味は、猫の写真を撮ることだ。ベストショットを取るために他人の家の庭に侵入した彼は、猫のベストショットの背景に、美少女の下着姿を写り込ませてしまった。
 その美少女、美甘優奈は実は有名なモデルであり、今年からクラスメイトにもなっていた。そして向井修一に対し、写真のデータの削除を求める。

 だが向井修一は、猫のベストショットが削除されるのを嫌い、データの削除を拒否。さらには、盗撮をする意思はなかったとして謝罪も拒否。それでも警察通報を仄めかされ、データの引き渡しには応じることとなった。そして、モデル仲間の佐倉紗雪と共に、美少女のポスター写真を撮ることになってしまう。

 主人公の行動原理がいまひとつ理解できない。美少女を避けて猫を対象にしたのに、アレルギーが発症しない女の子よりも美少女を優先する気持ちはある。それならば、美少女を愛でられるように、猫に逃げるのではなく、自分のギリギリを見極めようと試行錯誤するのが本当じゃないか?
 さらには、自分の過失を認めて謝罪する意思もなく、なぜそうなったかを真摯に説明する誠意もない。自動車で人をひき殺しても、故意がなければ謝罪しなくて良いかのごとく、反省する気持ちがない。

 家族以外に、直接会わない人間にしか真実を暴露しないというのは、ある意味で現代的という解釈なのではあろうが、なんだかなあ。

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