有賀一善作品の書評/レビュー

装甲少女はお好きですか? (2) VS.ローラディウスの兄妹

新しい許嫁はお好きですか?
評価:☆☆☆★★
 高校生の子守山タツルは、ニルヴェイナという宇宙第一の星海国家からやって来たお姫さまであるスピカ・メイツシュトロ・ニルヴェイナの《定め人(ラ・ヴァリエ)》という許嫁になった。そして、彼女を追ってきたユマ・レイリア・エドルンスも取り込み、子守山家には宇宙人たちが居候している。
 そこに今度は、宇宙第二の星海国家ローラディウスから、レノン・オレットとカノン・オレットという双子の兄妹がやってくる。そして、レノンがスピカの、カノンがタツルの《定め人(ラ・ヴァリエ)》になったと告げる。

 エインという名の神の定めに従うならば、新たなカップリングでつがうのだ正しい選択。しかし、愛を知り始めた《完成体(エリミナ)》たちは惑いを見せる。

装甲少女はお好きですか? そうです! フォルムとか最高です!

触れば脱がす
評価:☆☆☆★★
 妹の子守山陽菜と暮す高校生の子守山タツルは、大好きなゲームの主人公である装甲少女ルナルナとそっくりな少女と出会う…自宅のお風呂場で。その少女が身につけていた《完全装鋼(アムルディア)》は彼が触れると消えてしまい、全裸になった。
 翌日、登校した子守山タツルの前に転校生として現れたのは、その少女、スピカ・メイツシュトロ・ニルヴェイナだった。彼女たちは《完成体(エリミナ)》と呼ばれる宇宙人であり、《原初体(ファルム)》でありながら彼女の《定め人(ラ・ヴァリエ)》という許嫁となったタツルを監視するためにやって来たという。

 幼なじみの神宮司美里は、タツルとべたべたするスピカの存在にピリピリ。そして、とある禁忌を犯してしまったスピカを捉えるため、ユマ・レイリア・エドルンスという少女もタツルのもとにやって来るのだった。

 第5回GA文庫大賞奨励賞受賞作品だ。主人公は自分のちんちんの大きさだけが自慢の少年で、やたらと巨大化させたり、他人に見せつけたりする。あとは、よく脱がす。

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