奈落英雄のリベリオン II
- 負け犬根性からの脱却
- 評価:☆☆★★★
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伊集院伯也の活躍で分校の地位は向上したものの、九鳳院ジュリの発案で、本校生との対抗戦が開催されることになってしまった。
負け犬根性が染みついた分校生たちの多くが尻込みする中、伯也は羽撫崎くらみやレヴァン、アイリス、ゲルド、ユーリらを仲間に引き込み、何とか対抗戦出場メンバーの6人を集めることに成功する。
しかし、対抗戦前日、本校生の何物かがレヴァン、アイリス、ユーリを刑罰の神殿に閉じ込め、対抗戦に出場できなくしてしまった。外から攻撃して助け出そうとすれば、そのダメージは中にいるレヴァンたちに行ってしまう。手出しができない伯也は、術をかけた相手を見つけ解除させようとするのだが…。
奈落英雄のリベリオン
- 英雄の子孫たち
- 評価:☆☆☆★★
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英雄の子孫たちを社会に活用しようという英雄推進プロジェクトの中心である千英学園には、英雄の子孫と認定された子供たちが入学する。二位の成績で入学した伊集院伯也は、前評判通りの実力を見せつけて本校生徒たちに認められるものの、突如、分校送りとなり、本校生徒たちから口汚く罵られる。
同じく分校送りとなった羽撫崎くらみと共に分校の教室へ向かうものの、教師は放任主義で、生徒は堕落していた。しかし、羽撫崎くらみの飛翔能力の凄まじさを見せつけられてやる気を取り戻した伊集院伯也は、本校への昇進試験に挑む決意をする。
ところが、一位の九鳳院ジュリは伊集院伯也が本校へと上がることを望んでいなかった。分校システムははきだめを作ることで本校生徒のモチベーションを上げるシステムだったのだ。
そんなふざけたシステムをぶち壊すため、伊集院伯也はラゾンを練り上げて操り現象を引き起こすフォリスを駆使し、クラスメイトのレヴァンやアイリスの協力を得て、昇進試験に臨むのだった。
第15回えんため大賞優秀賞受賞作「ヒストリア・シード」を改題。