天酒之瓢作品の書評/レビュー

ナイツ&マジック (3)

最後のパーツ
評価:☆☆☆★★
 新型幻晶騎士テレスターレ奪取事件を受け、国王アンブロシウスはエルを団長とする銀鳳騎士団の設立を命じ、その守護として、ノーラ・フリュクバリら藍鷹騎士団の騎士たちをひそかに配置した。一方、エルは、新型幻晶騎士テレスターレの量産化を国立機操開発研究工房第一工房工房長のオルヴァー・ブロムダールらに丸投げし、新たな幻晶騎士開発に取り組む。
 自由に開発ができる場を与えられたエルは、そのやる気をあふれさせ、再び、これまでにない発想の幻晶騎士を開発していく。その成果に満足した国王は、国立機操開発研究工房所長のガイスカ・ヨーハンソンに案内させ、エルをエルフの隠れ里アルフヘイムを治める大老キトリー・キルヤリンタの前に連れていくのだった。

ナイツ&マジック (2)

魔改造します
評価:☆☆☆★★
 師団級魔獣ベヘモス撃破に最大の貢献をしたものの、その年齢ゆえに正式に功績を認められなかったエルだったが、フレメヴィーラ王国国王アンブロシウス・タハヴォ・フレメヴィーラとの謁見の場が設けられた。クヌート・ディクスゴード公爵らが控える中、褒賞の希望を訪ねられたエルは、幻晶騎士の心臓部である魔力転換炉(エーテルリアクタ)の製造方法を望むのだった。
 褒賞を受け取るため、そして魔獣を安全に撃破するため、幻晶騎士の改良に取り組むことにしたエルは、ダーヴィド・ヘプケン、ディートリヒ・クーニッツ、エドガー・C・ブランシュらの先輩を巻き込み、修理中の幻晶騎士の大幅改造をすることになるのだった。

ナイツ&マジック (1)

オタクが出会った巨大兵器
評価:☆☆☆★★
 事故死した倉田翼は、マティアス・エチェバルリアとセレスティナ・エチェバルリアの長男エルネスティ・エチェバルリアとして、異世界に転生した。この異世界には、幻晶騎士という巨大人型兵器が存在することを知ったエルは、その騎操士となるため、魔法と剣の勉強を即開始する。
 そのトレーニング中に知り合ったアーキッド・オルター、アデルトルート・オルターの双子と共に、祖父ラウリ・エチェバルリアが学園長を務めるライヒアラ騎操士学園に進学したエルは、早速、生徒会長のステファニア・セラーティに目をつけられる。彼女は、ヨアキム・セラーティ侯爵の長女であり、キッドとアディの異母姉だった。

 そしてやってくる運命の時。ヤントゥネン近くの森に野外研修にやってきたエルたちに、巨大な魔獣ベヘモスが襲い掛かる。

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