バカとテストと召喚獣 (8)(井上堅二)の書評/レビュー


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バカとテストと召喚獣 (8)

噂をきっかけにした新たな展開
評価:☆☆☆☆☆
 吉井玲の提案で明久の家に居候することになった姫路瑞希。だがそんな幸せな状況を異端審問会が許すはずがない。一応は同居を隠そうとはするものの、明久も瑞希も脇が甘いので、会話の端々に事実が匂わされて発覚してしまう。
 異端審問によりFクラスが分裂状況にあることに加えて、Cクラスが仕掛けてきた謀略で異端審問官たちの明久や坂本雄二に対する嫉妬心はさらに掻き立てられ、とても試験召喚戦争をできるような状況ではなくなってしまう。
 真実と嘘が混じる噂が飛び交う中で、噂を本当にしようと勇気を振り絞る人があり、火消しに励む人もいる。そんな状況で繰り広げられる試召戦争の行方は次巻に持ち越される。

 前巻の闇鍋騒動からの続き。島田美波の妹の葉月もちょっと登場し、いずれ交換留学生が登場しそうな伏線が張られたりもするけれど、基本的には美波にリードされ気味の瑞希が体を張っちゃう感じの展開。
 試召戦争も行われるけれど、それはどちらかというと関係をかき回すためのツールという感じになっているかな。

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