石川湊作品の書評/レビュー

くもりのちナイン 破壊少女は、貴方のためだけに涙する

終わった世界での出会い
評価:☆☆☆★★
 人間であることに強くこだわるサイボーグのカイルは、人間の護衛に失敗した遺跡の奥でアンドロイドの少女を発見する。
 彼女を起動し、ナインと自覚した彼女のマスターとなったカイルは、ナインの凄まじい戦闘力を知り、彼女と共に荒廃した世界を旅し、ヘブンズゲートという楽園への扉を探し求める。その過程で様々な存在に出会い、自分とナインの関係について問いを突き付けられることになるのだった。

スカイフォール 機械人形と流浪者

空に暮らす人々
評価:☆☆☆★★
 空に浮かぶターミナル間をつなぐ鋼線にぶら下がるゴンドラで移動しながら生活をする流浪者(ドリフター)が人類のほぼ全てとなった世界で、青い衣号に乗るドリフターであるスズメ・アスフェールと機械人形(オートマタ)のエアは、天音空牙という男性を拾う。
 ドリフターとしての活動をしながらクウガの記憶を取り戻す旅をすることになった3人は、崩壊した赤い兄弟号でシエルという少女を助け、白い魔女号に乗るフリューゲルと共に遺跡<セルケトの瞳>を探索することになる。その結果、明らかになるクウガの正体とは?

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