導きの星 (1) 目覚めの大地(小川一水)の書評/レビュー


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導きの星 (1) 目覚めの大地

作られた奇跡なのか?
評価:☆☆☆☆☆
 地球外惑星に発生した知的生命体候補を導き成長させる役目を持った観察官に志願した辻本司と3人の女性型パーパソイド、そして、成長し歴史を紡いでいくスワリスたちとの交流を描く物語。
 初めて読み終わったときは次の巻が待ち遠しくて仕方ない気分でした。未熟な若者である司が一種族を導く神のような立場に立っているという矛盾。迷いながら間違いながらも、各時代時代の人々と一歩一歩着実に進んでいく。何が文明を形作るのか、そんな命題も含んでいる、楽しくも考えさせられる作品です。

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