大森藤ノの書評/レビュー


 大森藤ノの書評/レビューを掲載しています。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア (10)

評価:☆☆☆☆★


ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (13)

評価:☆☆☆☆★


ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア (9)

評価:☆☆☆☆★


ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (12)

評価:☆☆☆☆★


ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア (8)

評価:☆☆☆☆★


ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー

評価:☆☆☆☆★


ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア (7)

評価:☆☆☆☆★


ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (11)

評価:☆☆☆☆★


ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア (6)

評価:☆☆☆☆★


ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (10)

評価:☆☆☆☆★


ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア (5)

追いかけっこ
評価:☆☆☆☆★
 ダンジョン18階層で再会したアイズとベル。それを見たレフィーヤが不機嫌になり、ベルを追い回す。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (9)

人間との超え難き壁
評価:☆☆☆☆★
 ダンジョンの中で人語を解する竜人(ヴィーヴル)と出会ったベルは、傷つく彼女を見捨てられず保護し、ホームに連れ帰ってしまう。ウィーネと名付けた彼女は、人を襲うこともなく、仲間たちと打ち解けていく。
 しかし、人間とモンスターとの間にある壁はそれほどたやすく崩せるものではなかった。モンスターを貴族に売るイケオス・ファミリアの思惑と、ギルドのトップ、神ウラヌス、そして人語を話すモンスターたちの思惑が交錯する。

 次巻へ続く。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア (4)

深層領域の真相
評価:☆☆☆☆★
 ロキ・ファミリアは未到達領域59階層への再遠征を決定した。前回の失敗を教訓として、ヘファイストスの団長である椿・コルブランドら上級鍛冶師に同行を依頼し、準備を整える。
 アイズ・ヴァレンシュタインはベル・クラネルの修業を開始し、それに嫉妬するレフィーヤ・ウィリディスはディオニュソス・ファミリアのフィルヴィスと仲良くなる。

 そしてやってきた未到達領域で彼らが見るものとは?

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (7)

娼婦の事情
評価:☆☆☆☆☆
 ヤマト・命の様子がおかしいのを不審に思ったベル・クラネル、リリルカ・アーデ、ヴェルフ・グロッゾは、その後をつけ、歓楽街へと入り込んでしまう。そこで仲間とはぐれたベルは、娼婦たちに捕まりそうになり、一人の少女に匿われる。その少女こそ、狐族のサンジョウノ・春姫、ヤマト・命の幼馴染だった。

 神フレイヤに嫉妬する歓楽街の支配者である神イシュタルは、意趣返しとしてベルを穢そうとし、団長フリュネ・ジャミールやアイシャ・ベルカに命じてベルを捕らえようとするのだった。

 今回はかなり毛色が異なり、歓楽街、遊郭が舞台となる。そしてベルが助けようとするのは、過去の英雄が穢れとして見捨てた娼婦だ。果たしてベルの決断は?
 エンディングとして迎えたのがハッピー寄りで良かった。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア (3)

蠢く存在
評価:☆☆☆☆★
 階層主ウダイオスとの一騎打ちや、モンスターを操る謎の女との死闘を経て、アイズはLv.6に到達した。しかし、白髪の少年との関係が上手く行かず、アリアという名を謎の女が口にしたことなどで、意気消沈していた。
 そんな時、彼女に奇妙なクエスト依頼が舞い込む。それを受けてパートナーとの待ち合わせ場所に行ったアイズを迎えたのは、犬人ルルネらヘルメスファミリアのメンバーだった。そしてアイズは、モンスターテイマーの正体と、アリアの意味を知る。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (6)

神の策略
評価:☆☆☆☆★
 神アポロンのファミリアから神ヘスティアを侮辱されたベル・クラネルは、挑発に乗って喧嘩をしてしまう。だがそれは、神アポロンの罠だった。
 アポロンのファミリアから敵対されたヘスティアのファミリアは襲撃を受け、アポロンと戦争遊戯(ウォーゲーム)を行うことになってしまう。それは神同士の代理戦争であり、敗者は勝者の要求を受け入れなければならない。そしてアポロンの要求は、ベル・クラネルの身柄だった。

 自身のファミリアのトラブルに巻き込まれ姿を消したリリルカ・アーデ。上級鍛冶師となり失うものができたヴェルフ・グロッゾ。彼らの対応をヘスティアに任せ、ベルはロキ・ファミリアの剣姫アイズ・ヴァレンシュタインのもとを訪れ、修業を依頼する。彼は彼の大切なものを自分の力で守ることができるのか?

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア (2)

痛感する弱さ
評価:☆☆☆☆★
 借りた剣を弁償するため、ロキ・ファミリアの剣姫アイズ・ヴァレンシュタインは、小人族の団長フィン・ディムナやエルフの王女の副団長リヴェリア・リヨス・アールヴ、アマゾネス姉妹のティオネ・ヒュリテとティオナ・ヒュリテ、エルフのレフィーヤ・ウィリディスと共に、お金を稼ぎにダンジョンに潜ることになった。
 そしてやってきた安全地帯の街で、上級冒険者が無抵抗に殺されるという事件に遭遇する。立場上、事件の捜査をすることになった一行は、強力な敵に遭遇する。事件を介して自分の無力さを痛感したアイズは、ただ一人で階層主に挑むことを決意するのだった。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (5)

死地での孤立
評価:☆☆☆☆★
 他のパーティーによってモンスターの集団を押し付けられてしまったベル・クラネル、リリルカ・アーデ、ヴェルフ・グロッゾのパーティーは、自分たちのレベルよりも強いモンスターがいる階層で孤立してしまう。
 迷宮の外では彼らを救出するためのパーティーが結成される中、わずかに残る生き残る可能性を手繰り寄せるべく、あえてさらに深く、モンスターが生まれない階層まで潜ることを決意する。

 ところがそこで、彼らはあまりのも強大な敵と遭遇することになる。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア

もう一つの視点
評価:☆☆☆★★
 ロキ・ファミリアの剣姫アイズ・ヴァレンシュタインは、小人族の団長フィン・ディムナやエルフの王女の副団長リヴェリア・リヨス・アールヴ、ドワーフの老戦士ガレス・ランドロックら幹部と共に、大迷宮の攻略に挑んでいた。

 セイフティエリアである50階層にベースキャンプを張り、アイズはアマゾネス姉妹のティオネ・ヒュリテとティオナ・ヒュリテ、エルフのレフィーヤ・ウィリディスと共に、ディアンケヒト・ファミリアからの依頼である51階層にあるカドモスの泉の水を取りに出かける。
 ところがその過程で、これまでには起きたことのない異常が発生し、さらには腐食液によって武器を破壊する新たなモンスターに遭遇する。そしてそれは低層階へ強力なモンスターを逃がしてしまうことになり、アイズと一人のルーキーとの出会いをもたらすことになるのだった。

 外伝はイラストレーターが別なのだが、どうしても禁書目録に見えて仕方がない。描き方に工夫が必要なんじゃないかな。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (4)

新しい仲間
評価:☆☆☆☆★
 迷宮都市オラリオで神ヘスティアの冒険者となったベル・クラネルは、ロキ・ファミリアの剣姫アイズ・ヴァレンシュタインへの憧れから発現したスキルと、神フレイヤの陰謀による経験値の獲得で、史上最速のレベル2となった。
 しかしいまだパーティのメンバーは、サポーターのリリルカ・アーデのみ。そんなとき、彼が愛用しているライトメイルの作者であるヴェルフ・グロッゾが、期間限定で仲間にして欲しいと言ってくる。ベルは知らなかったが、ヴェルフは魔剣製造能力を持ちながら魔剣を打たない鍛冶師として有名な人物だった。

 短編2本も収録。

「クエスト×クエスト」
 神ミアハのファミリアのメンバーであるナァーザから、ブルー・パピリオの翅を集めるというクエストを受けたベルだったが、リリルカによってこれまで彼がぼったくられていた事実が判明する。
 平謝りの神ミアハだたが、ナァーザが詐欺まがいの行為をしたのは、神ディアンからの借金が理由だった。

「女神カンパネラ」
 神ヘスティアと、冒険者となったばかりのベル・クラネルの、贈り物の話。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (3)

逃れ得ぬ試練
評価:☆☆☆☆★
 迷宮都市オラリオで神ヘスティアと出会い、冒険者となったベル・クラネルは、ロキ・ファミリアの剣姫アイズ・ヴァレンシュタインへの憧れでスキルを発現させ、驚異的なスピードで成長を果たしている。サポーターの少女リリルカ・アーデに一度は裏切られながらも仲間とすることができ、エイナ・チュールやシル・フローヴァという、彼に優しくしてくれる女性も増えた。
 そんなベル・クラネルの素質を見込んだ神フレイヤは、彼を飛躍的に成長させるため、ベルの心に巣食う汚点を消し去ろうと暗躍する。そんなことはつゆ知らず、アイズ・ヴァレンシュタインに稽古をつけてもらえることになったベル・クラネルは、叩きのめされながらも、あこがれの相手との距離の遠さを実感しつつも、弛まず前を目指すのだった。

 そして、試練の時が訪れる。

 第一部完とのことだが、4巻目も予定されているようだ。説明調の文章が多いので、工夫の余地はありそう。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか (2)

搾取と裏切り
評価:☆☆☆☆★
 迷宮都市オラリオで神ヘスティアと出会い、冒険者となったベル・クラネルは、ロキ・ファミリアの剣姫アイズ・ヴァレンシュタインへの憧れでスキルを発現させ、驚異的なスピードで成長を果たしている。さらには神ヘファイストスのナイフを手に入れ、第七階層まで到達することに成功した。
 ベルの急成長に驚きつつ、防御力が低いのを心配したエイナ・チュールは、ベル・クラネルに防具を見繕ってあげる。豊穣の女神に勤めるシル・フローヴァからはお弁当の差し入れももらい、女の子たちから甲斐甲斐しく尽くしてもらう、放っておけない少年がベルなのだ。

 そんなベルの前に、サポーターの少女リリルカ・アーデが現れ、自らを雇って欲しいという。すぐさま雇うベルだったが、彼女が属すソーマ・ファミリアには黒い噂があった。

 神フレイヤに目をつけられ、急成長の後押しをされるベルは、今回も無意識に女性の庇護欲を駆り立てる行動をしている。ついには貢がれるようにまでなり、順調にジゴロへの道を驀進中だ。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか

成長する男の子
評価:☆☆☆☆★
 男ならハーレムを目指せという祖父の世迷い言を真に受け、迷宮英雄譚のような出会いを求めて迷宮都市オラリオへやって来たベル・クラネルは、惟一人もファミリアを持たない神ヘスティアの初めてのファミリアとなった。ファミリアとは、神の恩恵を授かった人々の総称である。この恩恵があれば、素人でもとりあえず迷宮の雑魚モンスターを倒す程度のことは出来るようになるのだ。
 かくして、ピンチに陥った女性を格好良く助ける出会いを求めて迷宮へと潜ったベル・クラネルは、迷宮を管理するギルドの担当であるエイナ・チュールからの忠告を忘れて潜りすぎ、ミノタウロスに殺されそうになったところを、ロキ・ファミリアの剣姫アイズ・ヴァレンシュタインに助けられ、一目惚れしてしまう。

 アイズに対する憧れにより、思いが高まれば高まるほど急成長するスキルを発現させたベル・クラネルは、ちょっと面白くない想いを抱えるヘスティアの心配をよそに迷宮に潜り、急激に実力を高めていく。そして、シル・フローヴァの勤める酒場「豊穣の女主人」でアイズと再会し、ベルの失態がロキ・ファミリアで酒のつまみにされていることを知り、さらに強くなりたいという思いを高めていくのだった。

 第4回GA文庫大賞大賞受賞作品だ。「迷宮街クロニクル(林亮介)」を異世界ファンタジー設定にした様なお話と言える。
 神に振り回される人間という構図と、女の子に振り回される男の子という構図が微妙に入り交じりつつ、成長する男の子を描いている。

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