扇友太の書評/レビュー


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MONSTER DAYS

断ち切れぬ恨みの鎖
評価:☆☆☆☆★
 二千年ほど前の邂逅の日以来、世界には異界からやってきた魔物たちが現れた。その中でも力を持つ黒蛇が人間たちに戦争を挑み、一部の魔物が黒蛇を裏切って人間に味方し、彼らは魔侯として敬われながら、人間と魔物が共存する世界が訪れた。
 しかし、二種族の軋轢が完全になくなったわけではない。二種族の調和を目指し、時には実力行使でテロリストを制圧するのが、クリアト国司法省調停局実働部だ。

 四等実働官で人間のライル・アングレーと五等実働官で一角獣のアルミス・テミスは、部長のオーロッドの命令で、人魔社会に加入しようとする外部魔物のドラゴンの一族、竜羽の里の長レオアームの娘クーベルネの護衛を命じられる。
 魔族排斥を望むテロリスト鉄剣連合と、その上位組織である血の尊厳社に関する操作を、情報総局特別捜査官ロイヤーにより禁じられた二人は、こっそりと捜査を継続しつつ、子守のつもりでクーベルネの警護を行う。

 お転婆なクーベルネに振り回されながらも、良好な関係が築けて来た頃、彼らは謎の敵の襲撃を受けるのだった。

 第9回MF文庫Jライトノベル新人賞最優秀賞受賞作品だ。

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