アクセル・ワールド (8) 運命の連星(川原礫)の書評/レビュー


 アクセル・ワールド (8) 運命の連星(川原礫)の書評/レビューを掲載しています。

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アクセル・ワールド (8) 運命の連星

現実と仮想、相互作用のスパイラル
評価:☆☆☆☆☆
 ISSキットを装着し負の心意に囚われてしまった黛拓武は、ネガ・ネビュラスの全てを有田春雪に任せ、全損覚悟でISSキットの中心へ挑もうとする。そんなタクムに対しハルユキは、自分の気持ちをぶつけ、彼の心を肯定する。
 タクムをISSキットから開放するため、倉嶋千百合にも事情を説明し、ISSキットが侵食してくるという就寝中の出来事に対応出来るよう、直結をしたまま眠ることにする。そして彼らが心意システムを通じて導かれた先にあったのは、ブレイン・バースト中央サーバーと、そこに巣食うISSキット本体の姿だった。

 そして運命の帝城脱出作戦が開始される。ブレイン・バーストの世界で経験したことがハルユキに新たな視点を獲得させ、それが現実世界の生き方にも良い影響をもたらす様になって来たいま、どんなピンチでも、仲間の協力があれば切り抜けられるはずだ。
 だがそれで万事めでたしになるほど、現実は甘くはなかった。ISSキット関連で共に無制限中立フィールドに降り立ったはずのアッシュ・ローラーに関係して、それまでの努力を無にするような事態が起きてしまう。

 また最後は続くになりました。色々分かってきたような、まだ分からないような、そんな感覚になる展開です。

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