葛西伸哉作品の書評/レビュー

白き覇王の魔戦従姫<サーヴァント>

生き残りの姫君たち
評価:☆☆☆★★
 神によって封印された魔大陸において、封印の要である《灼竜族》の灼竜の障壁を破った魔皇帝は、人間を唆してランデルワース王国に戦争の罪をなすりつけ、王国連合を影で傀儡として支配体制を整えた。
 《灼竜族》最後の生き残りであるアリンは、自分の生まれの秘密を知らずに、ただの人間の少女として暮していた。そんな彼女の前に、魔皇帝の意を受けて残党狩りをする兵士と、それを防ごうとするシェバード・ロゥ・ブルーデンス・ランデルワースが、《威狼族》の生き残りジェーナ・ステッペンファングと《像塊族》の生き残りロアロを連れて現れる。

 シェバードの言葉により、友人や育ての親に迷惑をかけないために島を出ることにしたアリンは、島の外がどれだけ荒廃しているかを初めて知る。そしてそれを正すため、戦うことを誓うのだった。

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