神無月セツナ作品の書評/レビュー

クレイジーハットは盗まない (2)

鬱な展開
評価:☆☆★★★
 シャルルの支援者である友人のウィルソンの見送りを受け、第三王女のラウールと共にミステティカの拠点を目指したシャルルとアンティークだったが、乗り込んだ船の船員の裏切りを受け、シャルルはアンティークと離れ離れになり、ラウールと共に謎の貴族に捕獲されてしまう。
 一方、正騎士となったポシェットは、騎士団の闇に触れることになるのだった。

 最後は鬱な展開。

クレイジーハットは盗まない

泥棒さんに少女が盗まれる話
評価:☆☆★★★
 侯爵であるシャルル=クロウリーは、従者のアンティークと共に、ヴィスクと呼ばれる生き人形を盗んでいた。その狂った言動と、危険なシルクハットの姿から、つけられた名前がクレイジーハットだ。彼を捕まえるため、幼馴染のポシェットは、騎士警察見習いとなり、クレイジーハット専従で追いかける。
 そんな時、リオネ・ダユーという閉鎖的な島の支配者メイル=ゴーティエのもとに、クレイジーハットを騙る予告状が届いていることをシャルルは知る。アンティークと共に向かったシャルルは、そこでメイツェルという少女と出会うのだった。

 泥棒さんに少女が盗まれる話。第8回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作品だ。

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