神永学作品の書評/レビュー

クロノス: 天命探偵 Next Gear

システムに踊らされる熱血漢
評価:☆☆☆★★
 殺人の予知夢を見る中西志乃を解放するため、真田省吾は次世代犯罪情報室に所属し、山縣や君香と共に殺人を防ごうとするも間に合わない。そんな時、黒野武人がもたらした情報により、初めて予知からのずれを生じさせることに成功する。

革命のリベリオン: 第II部 叛逆の狼煙

成り上がり
評価:☆☆☆☆★
 イザナギの下で教養と武術を身に着けたコウは、草薙巧と名を変え、市宮ミラらエリート子弟の通う学園に転入を果たす。革命の日を目指して力を蓄えるコウだったが、そんな時、テロリスト集団フォックスがミラの誘拐と政府が隠す改竄前のDNAデータの公表を迫るテロを計画するのだった。

革命のリベリオン: 第I部 いつわりの世界

掃き溜めからの脱出
評価:☆☆☆★★
 大津波によって国家崩壊の危機に瀕した日本は、他国からの干渉を避けつつ早期に復興を成し遂げるため、効率的な人材登用の手段として、草薙巧と市宮潤一郎が開発したDNA解析技術とランキング評価制度を採用した。
 こうして復興は成し遂げられたものの、DNAランクが絶対視される社会になってしまい、DNAランクが上位の人々は、300万人しか住めない人工島で繁栄を謳歌するものの、それ以外の人間は旧市街区でゴミの様な生活を送っていた。

 そんなゴミの一人である少年コウは、妹ユウナ療養の金を得るべく手を出した仕事で、知らずに人間爆弾とされてしまい、対テロ部隊に殺されそうになってしまう。逃走の途中、市宮ミラによって匿われたコウは、再び対テロ部隊に捕捉されそうになるところに現れた一馬とイヴによって命を救われる。それが彼とイザナギを名乗る人物との出会いとなるのだった。

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