木崎ちあき作品の書評/レビュー

博多豚骨ラーメンズ (3)

成長する林憲明
評価:☆☆☆☆★
 幼少期、口減らしのために戦闘員育成の施設にいた林憲明は、馬場と暮らすようになって、かつての悪夢を思い出していた。そんな時、施設時代に相棒だった緋狼が現れる。
 成長する林憲明の姿とは?

博多豚骨ラーメンズ (2)

前よりは死なない
評価:☆☆☆☆★
 マーダーインク東京支社エースの猿渡俊助が、より強い殺し屋を求めて会社を辞め、故郷である小倉へと向かう。フリーランスとして簡単に仕事が得られると思っていた彼だったが、仲介屋は誰も仕事をくれない。そんな彼の前に、高校時代にバッテリーを組んでいた新田巨也が、殺し屋コンサルタントとして現れる。
 にわか侍こと馬場を狙って華九会が送り込む刺客に対し、どう生き残るのか?

博多豚骨ラーメンズ

殺し屋群像劇
評価:☆☆☆☆★
 甲子園で話題となった豪腕投手だったものの相手選手に死球を当ててしまいイップスになった斉藤は、平凡な大学生活を過ごし平凡な就職をしようとしたものの、なぜか入社した会社はマーダー・インク、殺人請負会社だった。
 中国から人身売買されてきて華九会の殺し屋として育てられた林憲明や、刑事の重松から依頼を受けた探偵の馬場善治、原田市長の子飼いの殺し屋である宗方、復讐屋ジローなど、犯罪都市となった福岡市を舞台に繰り広げられる群像劇だ。

 第20回電撃小説大賞大賞受賞作。

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