霧崎雀作品の書評/レビュー

血潮の色に咲く花は (2)

対立
評価:☆☆☆★★
 リディナと共に、宿主と無花頭が共生できる世界を目指すことにしたルッカは、リディナの記憶にあるもっとも古い場所、仮花が咲いた土地へと向かう。そしてそこで、彼女と同じ真紅の仮花を持つ少女たち、そして男性と出会うのだった。

 地下牢に閉じ込められていた少女を助け、サージェと名付けたルッカたちは、彼女を監禁していた宿主のアークやマリエラに話を聞く。そこでは、風見鶏(フォーキャスター)という巨大組織による人体実験が行われていた。

血潮の色に咲く花は

解放
評価:☆☆☆★★
 仮花に寄生された宿主は、それまでの人生の記憶を失い、真花を咲かせることだけに人生を費やす。かつて義姉のドリスが宿主となった経験を持つルッカは、宿主の人を解放するため、彼らを殺すことを生業としている。そんな彼の前に、真紅の仮花を持つリディナという少女が現れる。彼女は、宿主の寄生される前の人生を記録していた。

 第8回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞受賞作品だ。

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