黒沼昇作品の書評/レビュー

犯人がわかりますん。

どこまでが嘘でどこまでが本当か
評価:☆☆☆☆★
 幼少の頃、スリープ・リーディングという超能力の使い手として名をはせたものの、ある事故がきっかけで能力を失くしたと思われ世間から忘れられた干支川圭一は、ある朝、眞壁瑠璃子の死を夢に見てしまい、それを阻止するために行動してしまう。
 入院中に眞壁瑠璃子から告白を受けた干支川圭一だったが、人間を信じることができない彼はその告白を受けない。さらに、後輩のプロ推理作家の小町柚葉に邪魔をされてしまう。

 10年前に失踪したという眞壁瑠璃子の母の手掛かりを求めて彼女の家に調査に行った干支川圭一と小町柚葉は、そこで般若の面をかぶった女と遭遇する。

 第20回電撃小説大賞応募作「干支川圭一の不思議な日常」を改題。

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