久遠侑作品の書評/レビュー

黒崎麻由の瞳に映る美しい世界 (2) amorosamente

母の過去
評価:☆☆☆★★
 入谷市のコンサートでピアニストの青島未華子と出会った黒崎麻由は、彼女が母親である奏の弟子だったことを知る。そしてそれを縁に、彼女から本格的にピアノを学ぶことにするのだった。
 そんな時、父親の黒崎壮二が現れ、彼女に同居を申し出る。一方、母親と青島未華子、頴原真一郎の間には何らかの関係があったことが明らかになってくるのだった。

黒崎麻由の瞳に映る美しい世界

幽霊の事情
評価:☆☆☆★★
 黒井光輝は、クラスで浮いている黒崎麻由と、文化祭の準備で同じ係になったことをきっかけに、話すようになる。そして友人の赤城遼や、黒崎に興味を持っていたクラスメイトの白石澄香、彼女の友人である美黄川羽衣と共に、仲良しグループを形成するようになっていく。
 しかし急激な変化は、これまでの勢力図に影響を与えていく。その結果、攻撃対象となった黒崎は、幽霊と罵倒されることになるのだった。そしてその罵倒は、一面で真理をついていた。その原因に関わる、過去の人物、頴原心の正体とは?

 第16回えんため大賞優秀賞受賞作「aveck bkack」を改題改稿。

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