小泊フユキ作品の書評/レビュー
魔法学園(マギスシューレ)の天匙使い
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正義の味方を育てるブロックス学園の上位陣は、既に英雄として何度も世界を救っている。第一位《雷王》アルベルト・クレヴィング、第二位《消死の使徒》ディオン・アルザス、第三位《万物の操者》ユリウス・ベルク、第四位《最超の拳》バネス・デュクロス、第五位《清流無濁》マリアンヌ、そして上位五位からは一等落ちるが、第七位《光輝の獅子狗》ステファヌスも有名だ。
第六位は誰だって?さて、誰だったかな?そんな印象が薄い地位で、上位陣をいかに倒すかに頭を悩ませるのが、スプーン天匙の伝道者であるブルン・オリオルだ。友人のコロナ・フォレス&ソウラ・フォレス姉弟、クライス・ベルンシュタインらと共に特訓に励むものの、上位陣に勝つことは出来ない。
そんなとき、学園に国家機関アニゴザントスからサロメ・ミスチーフが派遣されてくる。彼女が告げる予言に依れば、今後起こる事態に、スプーン天匙が重要な役割を果たすというのだが…。
第4回このライトノベルがすごい!大賞金賞&栗山千明賞受賞作品だ。上位陣のキャラクター付けをもう少し丁寧にやらないと分かりにくい。結局のところ、スプーンしか語るべきことがない。
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