彼女はつっこまれるのが好き! (10) アフターレコーディング
- タコはでない
- 評価：☆☆☆☆★
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シリーズ最終となる短編集。タコはでない。
「良人とまどか、AMWへ行く」
インタビュー企画で出版社へ行った音無まどかと常村良人のやりとり。かなり初期のお話。
「エキストラヒーロー登場！」
デパートのヒーローショーに参加する音無まどか、天乃川しぐれ、芹沢優花とナレーションをする常村良人の、グダグダイベント。
「良人、しぐれのマネージャーになる」
天乃川しぐれの臨時マネージャーとなった常村良人が、しぐれにエロ衣装を着させようとするプロデューサーと対決する。
「秘密の花園の秘密の薔薇の園」
木立陽菜乃に誘われ、常村愛好や霜月幸春の通う学園の文化祭に行った常村良人が、警備員たちに襲われる！
「ぼいる・しゃるるの法則」
常村良人がアフレコに参加したシナリオ。
「いつかのある日」
、30歳になった音無まどかと常村良人のあるエピソード。
彼女はつっこまれるのが好き！ (9)
- 悔いのない選択
- 評価：☆☆☆☆★
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アイドルユニット「カルミア」を結成した人気アイドル声優の音無まどか、天乃川しぐれ、木立陽菜乃だったが、その人気の上昇とは裏腹に、マネージャーの芹沢優花の過去が暴露され、彼女が事務所を解雇される事態になってしまった。加えて、音無まどかと村人Ｂこと常村良人のスキャンダルも記事になってしまう。
責任を感じる音無まどかは自ら引退を宣言する。それが本心ではないと信じる常村良人は、芹沢優花が設立した新会社からプロデビューし、音無まどかを現役に留めるために自分を犠牲にしようとするのだった。
本編最終巻。タコは登場しない。あとは短編集で完結するらしい。
彼女はつっこまれるのが好き！ (8)
- リア充な日常の終焉
- 評価：☆☆☆☆★
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アイドルユニット「カルミア」を結成した人気アイドル声優の音無まどかや天乃川しぐれ、木立陽菜乃と親密になってきた村人Ｂこと常村良人は、しぐれにお弁当を作ってもらったり、まどかと陽菜乃の料理対決の審判を務めたり、妹の常村愛好の友人の霜月幸春が遊びに来たりと、周囲をかわいい女の子たちに囲まれ、リア充の生活を送っていた。
いよいよラジオ放送も最終回に近づき、感謝をこめてマネージャーの芹沢優花に出演してもらったりしていたまどかと良人だったが、新聞部部長の嘉保芽愛璃が妖しい写真がばらまかれていることを警告してくれた頃から、徐々におかしなことになっていく。アイドルの宿命ともいえるスキャンダルの気配だ。
次巻が最終回らしく、ラジオ放送も最終回が近づき、良人を巡るヒロインたちの関係もまとめに入っていく。なので今巻は、ぶっちゃけていうと次巻に向けた導入で、反撃に向けたのろしを上げるところで終っている。
彼女はつっこまれるのが好き！ (7)
- 知るからこその悩み
- 評価：☆☆☆☆★
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人気アイドル声優の音無まどかと村人Ｂこと常村良人が通う学校に、同じく人気アイドル声優の天乃川しぐれが転校してきた。新人アイドル声優の木立陽菜乃も同じ事務所に移籍して、アイドルユニット「カルミア」を組むことになり、その発表を兼ねたサプライズイベントの準備に余念がない。
常村良人も、彼女たちのメイキングビデオのカメラマンを引き受けることになり、どっぷりと彼女たちの世界につかり始めた。だからこそ、彼の告白とアイドル声優としての立場の間で揺れ動いて悩む音無まどかの立場を慮ることもできるようになってきた。
そんな悩み多き青春を送る常村良人が気になるのは、大好きなゴスロリ私服を着ることに、天乃川しぐれが仲間に迷惑をかけているのではないかと罪悪感を抱き始めたこと。それが杞憂であることを証明するため、常村良人はある行動に出る。
今回はラジオ収録が少なかったので、ボケ突っ込みの機会はあまりなかったかもしれない。その代わり、目隠しして首輪をつけられたアイドル声優の姿が見られます。
彼女はつっこまれるのが好き！ (6)
- 余裕？嫉妬？アイドルは辛いよ
- 評価：☆☆☆☆★
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人気アイドル声優の音無まどかを襲った初スキャンダルと、ファンからの失望の手紙でショックを受けたまどかだったが、村人Ｂこと常村良人の必死の想いは届き、ずいぶん元気になった。今日も今日とてラジオの収録でボケをかまし、つっこまれるのを楽しむ日々が続いている。
しかし常村良人は、告白してどんな立ち位置で接すればいいのか良く分からない。それなのに、まどかに悪意あるファンレターを送った木立陽菜乃が新人アイドル声優としてデビューして来て、まどかに宣戦を布告する。
さらに気になるのは、陽菜乃がまどかを「お姉さま」と呼ぶこと。彼女の父は有名な俳優だったので、もしかすると隠し子の線も消し切れない。いっぱいいっぱいの良人だったが、まどかはいつも通り、余裕を持って仕事をこなす。
そして空いた時間には二人で遊びに行ったりもする。そんな夏祭りの会場で、陽菜乃と思わぬ形で再会した良人は、彼女に隠された秘密を知ることになるのだった。
もう一人の人気アイドル声優の天乃川しぐれの良人に対するアプローチもさらに積極性を増し、中学三年生とも仲良くなる良人に、夜道を安心して歩ける明日は来るのか？通りは明るいところばかりじゃないぞ！
小気味良いテンポで繰り広げられて来た二人のボケとツッコミに、新たに毒舌天然ロリキャラが参入する。そして最後にはまた爆弾が…。
彼女はつっこまれるのが好き！ (5)
- 光の中の陰
- 評価：☆☆☆☆★
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人気声優の音無まどかとウェブラジオ番組のパーソナリティーを務めている素人の村人Ｂこと常村良人は、またしてもまどかの思いつきで、授業の一環のインターン先に、まどかのマネージャーを指定されてしまった。そして本当のマネージャーである芹沢優花の尽力で、それは実現してしまう。
無理矢理始まったことではあるが、それはそれで面白く、ラジオ中のような気軽なのりでクライアント先にプレゼンをしたりして、いつもとはちょっと違うまどかが見れて良かったのだが、逆に人気声優のマイナス面も知ることになってしまう。
まどかのリフレッシュのため、夏休み中のオフ期間に、妹の愛好の友人の霜月幸春の家が所有する別荘に遊びに行くことになった良人は、天乃川しぐれも誘い、幸せなシチュエーションに恵まれる。だが一方で、アイドルの仮面をかぶったまま、一人苦しんでいるであろうまどかに心を痛めるのであった。
思いっきり次巻に引く形で終わっているので、実質的に上下巻の展開といっても良いかもしれない。上巻に当たる今巻で導入が行われ、そして下巻に当たる次巻で事件が本格的に描かれる。そこではおそらく、これまでにないようなまどかに対する負の風当たりも強くなるのだろう。
そのときに支える人が必要だという理由かどうかは知らないが、まどかの中の良人に対する感情も、少しずつ形が明らかになっていく。色々と障害はあるのですが…。
彼女はつっこまれるのが好き！ (4)
- 表紙が下着姿って
- 評価：☆☆☆☆☆
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もう慣れたろうし、そろそろ生でやってみる？「ぼいる・しゃるるの法則」アニメ開始記念として、素人の常村良人が村人Ｂとして、人気声優の音無まどかと智に出演しているラジオ番組「ラジオの法則」の生放送が決定された。
当然、素人の良人は生放送などという危険なものを怖れるが、所詮素人の意見を入れてもらえるわけもない。その企画の一環として、アニメの収録現場にお邪魔し、出演者たちにインタビューすることになった良人。そこには、まどかたちが企むサプライズ・イベントが待っていた！
素人がラジオのパーソナリティと成り、リスナーからもそれなりに認められるようになって、サインまで求められるようになってきた良人。果たしてそれは彼の実力なのか、それとも…。
天乃川しぐれたちプロの声優と接するようになり、良人の思考もアマチュアからプロへとクラスチェンジし始めているみたいです。
テンポ良く繰り広げられる、まどかと村人Ｂとの掛け合い漫才が楽しいお話。今回はそこに、思わぬアクシデントが発生し、いつもとは違う展開になってしまいます。
彼女はつっこまれるのが好き！ (3)
- 相変わらずテンポが良い
- 評価：☆☆☆☆☆
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ボクはもうつっこまないよ。
６月６日は音無まどかの誕生日。まどかと一緒にラジオでパーソナリティをつとめる村人Ｂこと常村良人は、プレゼントに何を贈るかで頭を悩ませる。
妹の愛好やその友人の霜月幸春と一緒にデパートに買い物に行ったり、声優の天乃川しぐれに相談したりして、結局行き着いた答えが、彼女に友人との思い出を作ること。みんなでスポーツ大会に参加して、その優勝賞品で遊びに行くことを計画する。
そして始まるスポーツ大会。なぜか飛び入りで実況・解説まですることになった彼らは、収録で見せるボケ・ツッコミを、観客の前でも披露することになる。そして、大会の結末とは…。
アイドル声優のまどかさんに、普通の高校生活は訪れるのか？
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彼女はつっこまれるのが好き！ (2)
- シロウト一人に声優三人
- 評価：☆☆☆☆★
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もう一度言わねばなるまい。タコはスルーかよっ！と。もはやこのスルーっぷりは赤い洗面器の男に匹敵するね。え？赤い洗面器の男って何かって？それはね…おっといけない、そんなことを話している時間はなかったよ。
今回は、人気声優・天乃川しぐれのお兄さんのこれまた人気声優・天乃川流星が登場し、音無まどかに一目ぼれしてしまいます。永遠のモブキャラ村人Ｂこと常村良人は、その様子を見ていると何かもやもやしてきてしまい、ついには流星と対決をすることに。
ラジオのパーソナリティ絶好調の素人、常村良人にアイドル声優とのデートのチャンスが訪れます。
今回はラジオの収録シーンはおまけの位置づけて、まどかと良人の日常に割り込んできたアイドルに振り回されつつ突っ込むという感じの構成になっています。前巻の台詞回しが気に入った人には、同じ様に楽しんでもらえると思います。
あれはこのまま語らないつもりなのかな？
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彼女はつっこまれるのが好き！
- アイドルと素人の出会い
- 評価：☆☆☆☆★
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タコはスルーかよっ！、とツッコんでみる。
アニメの原作者と勘違いされてラジオのパーソナリティをやることになってしまった高校生常村良人は、家に帰って再び驚く。隣に引っ越してきたのは、先ほどスタジオで一緒に収録した、アイドル声優の音無まどか一家だったのだ。
アイドルとしてのイメージを守るため、周囲に人がいるときは猫を被るけれど、誰もいなくなれば本性が出てくるまどか。彼女は、父親が有名俳優だったため、業界の人が気を使ってくるのが物足りないらしい。そんなまどかに遠慮なくツッコミする素人パーソナリティは、なかなか使い勝手の良い存在。
一方、素人である良人は、有名アイドルと一緒に仕事をしているばかりか、隣に住んでいるなどということが知れたら、周囲からの嫉妬の嵐でボロボロにされてしまうので、なんとか隠そうとする。そこにドタバタの要素が生まれるのだ。
深いことを考えず、二人の掛け合いを楽しむ感じの作品だと思う。あとは、色々と登場してきた脇を固めるキャラクターが、記号的ではなく、それぞれの役割を果たせるようになれば、もっと面白くなる気がした。
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