志木謙介作品の書評/レビュー

搭乗者(リベラ)科の最下生

恋愛禁止の学生たち
評価:☆☆☆★★
 地上がほとんど水没し、人間を滅ぼすために神兵を遣わしてくる神に対抗するため、人間は魔女と手を結び、逆神機ヴェリアルを開発した。

 ヴェリアル搭乗者養成学校搭乗科の劣等生ながら、伝来の太刀「臥竜」を振るい、体術はぴか一であるシュータ・ツクバは、在籍を賭けた最後のチャンスである模擬戦を、優等生であるリアッカ・ジューザと行うことになる。
 幼馴染のミカナ・サカキや教官のシンシア・コランドが見守る中、大方の予想を裏切って勝利したシュータ・ツクバは、ヴェリアルのシステム「相似機構」に潜む魔女「異端女帝」フィリスと契約し、その能力を最大限に発揮できる状態になっていたのだ。

 ところが、神の尖兵である洗礼執行者は、異端女帝を排除するため、未だ学生である彼らの拠点に頻繁に襲撃を仕掛けてくるようになる。
 第8回HJ文庫大賞金賞受賞作だ。

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