椎田十三作品の書評/レビュー

いでおろーぐ! (7)

評価:☆☆☆☆★


いでおろーぐ! (6)

評価:☆☆☆☆★


いでおろーぐ! (5)

評価:☆☆☆☆★


いでおろーぐ! (4)

評価:☆☆☆☆★


いでおろーぐ! (3)

危機
評価:☆☆☆☆★
 新年度になり、反恋愛主義青年同盟部も新メンバーを募集することになった。風紀委員会を利用し、全校アンケートで候補者を探した領家は、天沼皐に白羽の矢を立てる。
 ところが、入部した天沼皐の言動により、領家と高砂の関係はこじれてしまう。二人はどうなるのか。

いでおろーぐ! (2)

みんなで映画を作ろう
評価:☆☆☆☆★
 バレンタイン粉砕闘争での生徒会に対する敗北により、表の拠点であるフラワーアレンジメント部の部室を失ってしまった反恋愛主義青年同盟部は、同時にコピー機も失ってしまい、ばらまくためのビラを作成できなくなってしまった。
 生徒会から部室を取り戻すため、風紀委員会を乗っ取り、委員会用の部屋を手に入れようと画策する領家たちは、偶然の展開もあり、それを成し遂げる。そして次なる活動として立ち上げたのは、何故かプロパガンダの名の下で行われる、反青春映画作成だった。

いでおろーぐ!

洗脳から目を覚ませ
評価:☆☆☆☆★
 ホワイトクリスマスの夜に、高校生の男女は出会った。ただしそれは、反恋愛主義青年同盟部の活動においてである。

 非リア充の高校生である高砂は、雑踏の中、人々の注目を集めている一人の少女を見かける。彼女は、カップルにあふれるクリスマスイブの渋谷で、すべての恋愛感情は幻想だ、と説いていた。
 怪しい人物に近づく気はなかったものの、明らかに同一人物が高校の校門前で街宣活動をしているのを目撃するに至り、その主張にわずかな共感と興味を覚えることになる。そして、彼女と共に反恋愛主義青年同盟部の部員集めをすることになるのだった。

 そして集まった仲間と共に起こす行動の第一が、バレンタイン粉砕闘争だ。しかしその活動の相談のために集まる様は、まさにリア充そのものであるのだった。そして、この活動の陰にはある存在が…。

 第21回電撃小説大賞銀賞受賞作だ。

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