ばけらの! (2)
- 池袋で作家をやりたくなるお話
- 評価:☆☆☆☆☆
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エム、亜里沙、そして新作家鴻池ジンをそれぞれ中心とする3話と、クリスマス・イブのおまけで構成されており、新たにお屋形さまを名乗る、最近8年ぶりの新シリーズを出した他レーベルの作家も登場しています。
沖縄旅行の空席争いがラーメン対決になりプロ顔負けのスープへのこだわりを見せだしたり、せっかくの沖縄で仕事をしていたらサイコロトークになったり、陰陽や五行ネタを引っ張って池袋を魔窟にしてしまったり、当初の目的からずれた方向で話が盛り上がっていく。あなたのご職業はなんでしたっけ、という感じで趣味に命をかけて生きる姿は、真面目に締め切りを守っている作家からはヒンシュクを買いそう。でも、とても楽しそう。
個人的には冒頭の掛け合い漫才のような会話と、"いいとも"できれいに落としたあたりが好き。
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ばけらの! (2)(杉井光)の書評/レビュー
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