仙波ユウスケ作品の書評/レビュー

ハロー・ワールド―Hello World― (2)

待ってたけどがっかり
評価:☆☆☆★★
 朋生たちと共に普通の女子高生を目指して生活を始めた麗奈は、周囲を見習いながら、かつての自分から脱却しようともがいていた。一方、純は命を救ってくれた金髪女性の命を受け、元国防海軍陸戦隊前哨狙撃兵の凛子と共に、テロ容疑者と呼ばれる人たちを狙撃する生活を送っていた。
 そんな時、純はテロリストのターゲット候補として麗奈の写真が紛れ込んでいることに気付く。一方、普通の高校生と思われていた朋生の夢の中には、調停者(ピースメーカー)を名乗る謎の金髪女性が現れるようになっていた。

ハロー・ワールド ――Hello World――

開かれた世界
評価:☆☆☆☆☆
 クリスマスイブの夜に家の間で行き倒れの少女、麗奈を拾った池野朋生は、しばらく彼女を住まわせることになった。しかし、しばらくして彼女の姉が現れ引き渡すように言う。
 嫌がる麗奈は準備していたパソコンで国防システムを操作して見せ、姉に引き上げるように言う。麗奈は軍事企業エイジス社の最重要プログラマであり、最新国防システムの全てを構築し、それにバックドアを仕込んでいたのだ。

 自宅から逃げ出した二人は、本気になって追いかけてくるエイジスのエージェントからの逃避行を開始する。

 第3回講談社ラノベ文庫新人賞大賞受賞作品だ。

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