ご主人様は山猫姫 (2) 辺境駆け出し英雄編
- 人のふんどしで相撲をとる
- 評価:☆☆☆★★
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前巻の事態悪化のスピードに比べれば、今回はのんびりしたもの。実質、三日ほどしか時間が経過していない。戦場儀礼の紹介と、如何に帝国のシステムが形骸化しているかを紹介しているくらい。こうなると、当初期待していたほどにはならない気がしてきた。
そもそも、君側の奸を討つ、という思想自体が好きになれない。臣下の罪はそれをのさばらせた皇帝の罪だし、官僚の腐敗は制度設計のミスだろう。なぜなら、それが人より良い生活を享受するための義務であるし、本質的にファンクションである官僚に善悪を求めること自体が間違っているからだ。
大体、最大のリスクをとっているシャン族の扱いがひどいのが気になるんだよな〜。
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ご主人様は山猫姫 (2) 辺境駆け出し英雄編(鷹見一幸)の書評/レビュー
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