はやぶさ/HAYABUSA(鷹見一幸)の書評/レビュー


 はやぶさ/HAYABUSA(鷹見一幸)の書評/レビューを掲載しています。

はやぶさ/HAYABUSA

ひとりだけどひとりじゃない
評価:☆☆☆☆★
 鹿児島県内之浦から転校してきた小学二年生の佐久間隼人は、彼が幼稚園の時にロケットの打ち上げを見たというのが本当か嘘かをかけて、クラスのリーダーである内村健二と共に、JAXA相模原キャンパスに見学に出かけた。そこで、相談員の水沢恵お姉さんと知り合いになり、隼人の見た打ち上げが、MUSES-C「はやぶさ」の打ち上げだったことを教えてもらった。
 すっかりはやぶさの魅力に取り憑かれた隼人は、恵お姉さんに「はやぶさ」のことを教えてもらいに、毎日、通う様になった。しかし、彼のそんな行動を面白く思わないクラスメイトにはいじめられるようになり、彼を庇ってくれる健二も、転校することになってしまう。

 映画のストーリーを、小学生を対象に構成し直した作品みたい。正直、恵お姉さんサイドのストーリーはどうでも良い感じなのだけれど、完全には消せなかったんだろうな。
 作中、隼人が受けるいじめが悲惨すぎて泣けてくる。

鷹見一幸作品の書評一覧

ホーム
inserted by FC2 system