辰川光彦作品の書評/レビュー

ミライニッキ ―CURSE DIARY―

もうちょっと緊迫感が欲しい
評価:☆☆★★★
 里中達哉の自室に突如現れた日記帳。捨ててもそれは自分の戻ってくる。その中に記載されていたのは、彼がこれまで全く接点のない少女たち、後輩の灰島エリナ、クラスメイトの三田村恭子、先輩の東條葵との出会いと、そして結末を記したものだった。
 訝しみながら登校した里中達哉は、日記の記述通り、3人の美少女達との出会いを果たす。日記が彼の未来を示したものだと気付いた里中達哉は、その結末にある破局を回避するため、3人との接点を持たないように努力する。だがその努力もむなしく、だんだんと関係は深まっていくのだった。苦悩する里中達哉に不審を抱く妹の里中恋を含め、彼らはどこへと進むのか。そして日記の正体とは?

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