天姫あめ作品の書評/レビュー

リア充は爆発しろ、ガチで! (2)

そこまでかぶせるか?
評価:☆☆☆☆★
 メガネオタクの毛利隼人、毒舌無駄美人の吉川弓那、守銭奴顧問の吉見英理、ブラコン美少女の小早川栞で「薔薇色の人生を送るために手を組もう部」通称薔薇組を立ち上げたものの、ゴールデンウィークはいつも通り、非リア充の見本みたいな行動で過ぎてしまった。せめて次の日曜日にリア充っぽい行動をすることにした四人は、協議の結果、昭和記念公園でバーベキューをすることにする。
 それまでの一週間、隼人は各ヒロインたちと、ゲームをしたり、バッティングセンターに行ったり、放課後デートをしたり、買い出しがてらドライブに行ったりする。

 実はもう一方のヒロインも幼なじみだったというところまでかぶせてきて、ますます設定的スターシステムの様相を色濃くしてきた。パロディと考えれば、作中の会話にもさまざまなラノベ等のネタが織り込まれているわけだし、ギリでありということなのかな?

リア充は爆発しろ、ガチで!

スターシステムの見本
評価:☆☆☆★★
 毛利隼人は非リア充だ。今日も立川で周囲のカップルどもにイライラし「爆発しろ!」とつぶやいたところ、その声が隣にいた銀髪美少女の声とかぶった。美人ながら毒舌が凄まじい彼女は実は同級生で、やはり友達が少ないらしい。流れで少しだけ話をして、甲子園に行くために野球部に入るように、非リア充がリア充になるためには協力が必要と言ったところ、それに天啓を得たらしい彼女、吉川弓那は、部活を立ち上げてしまった。
 顧問手当が欲しい、美人ながら非リア充の教師である吉見英理を味方につけ、美人局の手口で脅迫されて入部することになった隼人は、兄がトップアイドルだけどブラコン非リア充金髪巨乳美少女の小早川栞と知り合うことになる。

 ここまでで大方理解していただけたと思うが、夜空->弓那、星奈->栞という理解で間違いない。ぶっちゃけると、忘れているけど幼なじみという設定や、不良に絡まれたところを実力行使して惚れるという展開までぴったり一緒でびっくりするくらい。ここまでやっても良いもんですかね?
 しかしあえてこうしておいて、実は2巻で驚きの展開が…!というのに期待したいところ。

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