てにをは作品の書評/レビュー

モノノケミステリヰ

適当に暴れて解決
評価:☆☆★★★
 東京都新宿区神楽坂七丁目に居を構える月岡探偵事務所には、一目でわかる奇妙なところがある。それは、所属する探偵が全て少年少女であることだ。そして一目で分からない奇妙な点とは、彼らが冥探偵であることである。
 所長の月岡春足は、階奇電鉄重役の藤中順三郎から、幽霊列車が現れていることを知らされる。一方、母の日のために刺繍したハンカチをなくした少女の依頼を受けた南方うつひは、街中に狐を放ってその行方を追う。鉄輪弥人は、行きつけの古本屋の店番の女性みさごからストーカー被害の相談を受け、警備をすることになる。

 記者の花鶏巡と園木柚乃葉から情報を得た月岡春足が幽霊電車の到着を待っていると、そこに他の所員も集結してくるのだった。

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