中谷栄太作品の書評/レビュー

東京ストレイ・ウィザーズ

集まっていくかつての仲間
評価:☆☆☆★★
 魔法管理体制が確立する前の黎明期に、乱立する魔法使いの少年少女の集団を力でまとめ上げた集団があった。その名はワイズクラックだ。しかし、ワイズクラックはパンドラ事件と呼ばれる災害の引き金を引き、首謀者たちは事態を収拾せずに逃げたとされ、その地位を失った。
 ワイズクラックの立ち上げメンバーであった桜田志藤は、パンドラ事件以後、管理局の監視下に置かれていた。しかし、裏切り者の久瀬アキラが再び姿を現したとの情報を聞きつけ、ホムンクルスであるアムリタの協力を得て脱獄を決意する。それを阻止しようと立ちふさがるのは、顔見知りの少女保安官である雪近だった。

 オープニングの構成はあまり好みではないが、かつてのメンバーと次々再会していく後半の構成は結構好き。しかし、恩人の顔をここまで覚えていないっていうのもすごい。

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