“文学少女”と穢名の天使(野村美月)の書評/レビュー


 “文学少女”と穢名の天使(野村美月)の書評/レビューを掲載しています。

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“文学少女”と穢名の天使

天才と過去と現在と
評価:☆☆☆☆★
 シリーズ第3巻の最後の展開から、シリーズ第4巻では朝倉美羽が登場するのかと思っていましたが、今回の主人公は琴吹ななせ。ようやく物語の中心に来ることが出来ました。
 受験勉強に集中するため休部をすることにした天野遠子。暇になった井上心葉は、ななせと共に音楽室の整理をすることになる。そんなある日、ななせの友人である水戸夕歌が行方不明になる。夕歌の行方を追う二人。そして心葉は、意外な事実を知ることになる。
 過去と決別できず、ななせから目をそらし続けていた心葉も、芥川一詩との出会いや、ななせの言葉に勇気付けられ、ついにケリをつける覚悟を決めるのだが…。さて、次こそは彼女が登場するようです。

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