ダンタリアンの書架 (2)(三雲岳斗)の書評/レビュー


 ダンタリアンの書架 (2)(三雲岳斗)の作品の書評/レビューを掲載しています。

関連作品の書評/レビュー
ダンタリアンの書架 (1) ダンタリアンの書架 (2) ダンタリアンの書架 (3)

ダンタリアンの書架 (2)

閉じられた世界に開いた窓
評価:☆☆☆☆☆
 第1巻と同様、1話完結形式で物語は進んでいく。「荊姫」「月下美人」「恋人たち」「等価の書」「胎児の書」が"ザ・スニーカー"掲載分で、「必勝法」「ラジエルの書架」が書き下ろし。幻書が人を歪めるのか、人が幻書を歪めるのか、様々なパターンで幻書と人のストーリーが展開されています。
 個人的意見としては、ダリアンの言動をヒューイが上手くあしらえる様になったため、お話のテンポが良くなっている気がする。また、幻書にまつわるシリアス系の話と、カミラの登場するほんわか系の話がバランス良く配置されているので、その落差によってダリアンの心情が伝わってくる。ヒューイに関するストーリーや、幻書の成り立ちや書架の秘密なども織り込まれて、物語が作り込まれてきたと思う。Extra Episodeで語られる物語と、ヒューイ達の物語が、これからリンクすることがあるのかないのか。まだまだ世界は広がりを見せそうです。

   bk1
   
   amazon
   
三雲岳斗作品の書評一覧

ホーム
inserted by FC2 system