ダンタリアンの書架 (8)(三雲岳斗)の書評/レビュー


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ダンタリアンの書架 (7) ダンタリアンの書架 (8) 未定

ダンタリアンの書架 (8)

アンコールと新たな幻書
評価:☆☆☆☆☆
第一話「王の幻書」 Episode 27: The Final Destination

 新聞王ラザルス・ゴールディンの依頼で、ヘンリー・ギャヴィストン博士が残したサラハルファ手稿を持参し、アフリカへとやってきた鍵守ヒュー・アンソニー・ディスワード卿と黒の読姫ダンタリアンの前に、焚書官ハル・カムホートと銀の読姫フランベルジュが現れる。
 アフリカ大陸にあるという幻書の墓場の正体とは…?


第二話「最後の書」 Episode 28: The Collector

 ヒューイの家にやってきたカミラがダリアンのお土産に携えて来たのは、おまけの本の付いたクッキーだ。それにはまったダリアンは、全巻をそろえるために、クッキーの買い占めに走る!それは幻書の魔力が起こす現象か、はたまた…。


第三話「永き黄昏のヴィネット」 Episode 29: La chateau de Grand Guignol

 アスキス侯爵邸における、屋敷に隠された幻書を探す年一回のパーティに招待されたヒューイとダリアン。そのパーティには、幻書を盗むという怪盗ミスリルからの予告状も送られて来ていた。
 パーティに集まる怪しい人物たち。なぜ彼らは貴族のパーティに参加できているのか。その秘密は屋敷の地下で明らかになる!


 相変わらずのダリアンとヒューイ。第一話は焚書官と遭遇するところがいつもと少し違うし、第二話は本当におまけという感じで雰囲気が異なる。
 第三話の中編は、これまで登場してきた人物や怪しい人物、ヒューイの昔の知り合いなどが加わり、本編らしい展開になっている。

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