箕崎准作品の書評／レビュー
神焔のカグラ (2) -青き炎と呪言の魔女-
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百合園神社で狭霧鏡火や産神カグラと共に暮らすことになった真阪木和哉。そこに今度は、子供の頃に分かれたきりの幼馴染である白初瀬いのりが現れる。彼女はいつの間にか、神威が使える人間になっていた。
ほとんど成り行きで、いのりも百合園神社に居候することになってしまい、さらには和哉の高校に転入してくることになる。そして、和哉との関係を吹聴した結果、高校で嫉妬の目を向けられるようになってしまったのだ。
いのりも含め、何でも屋の仕事で海へと向かった鏡火たちは、タコ触手に襲われることになる。
神焔のカグラ -恋する炎と魔を断つ剣-
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八百万の神が消え去った日本に神を再臨させる計画の中心地、湖月町。その隣にある大月市でも、神がいなくなった悪影響で、穢魂が引き起こす事件が多発していた。
そんな大月市に引っ越してきた高校生の真阪木和哉は、引越し初日に引っ越し先のアパートが炎上し、穢魂に取り付かれた男が女子高生の高音鈴菜を暴行している場面に出くわしてしまう。和哉は普通の人とは違い穢魂が見えるが、それを祓う力はない。鈴菜を助けようとしたもののやられそうになっているところに現れたのが、炎神の産神カグラだ。
和哉を一方的に知っているらしいカグラは強力な炎の力を持っているが、それを使うと犯人を殺してしまう。そのことをためらう和哉を助けたのは、百合園神社の退魔師見習いの少女、狭霧鏡火だった。
住む予定のアパートがなくなった和哉は、とりあえず鏡火の神社に居候することになるのだが、そこに住んでいるのは彼女一人。カグラももれなくついて来たから、女の子ふたりと一つ屋根の下で暮らすことになってしまった。
あまり穢魂に関わりたくないけれど、恩義は返さなければならない。難しい立場に追い込まれた和哉は必然的に事態に巻き込まれ、世界全体の運命を決める戦いに身を投じることになる。
同時発売の橘ぱん「アネかみ！ １柱目：姉と女神と俺のパンツ」と世界観を共有した作品。こちらは基本線として、変態度は抑え目で、正統派のラブコメになっている。
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