ミズノアユム作品の書評/レビュー

死線世界の追放者

一分の矜持
評価:☆☆★★★
 破戒王を下し王国を復活させた女王ティーセリア・ティール・エストラントは、エルダーテン・リックバック率いる特務騎士機関を設立し、破戒王の負の遺産を除去する活動に従事していた。
 その一環で、連理の茨ブランカ・エルンストがシアリー・ノルトクロイツを捜索していたところ、かつて女王に倒されたはずの破戒王の四天王である紅蓮のウルズナが復活したことを知る。

 シアリーと共に行動することになったウルズナは、眠っていた十年間に起きたことを知り、シアリーの真相に近づいていくのだった。
 トシギ・キセラヅという異世界から来た少年、破戒王の遺した泥沼の男と呼ばれる魔術。それらが意味するものは?

 第26回冬期ファンタジア大賞金賞受賞作だ。

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