森日向作品の書評/レビュー

レトリカ・クロニクル 嘘つき話術士と狐の師匠

話術レベルの底上げが必要
評価:☆☆☆★★
 シンは、少年時代、獣人と人間の紛争に巻き込まれて瀕死の状態となり、旅の狐族のカズラに命を救われ、話術士として弟子入りすることになった。
 成長したシンはカズラと共に、とある街にある、ハンネスとラルフが経営する商店で仕事を請け負っていた。そんな彼のもとに、狼族の若き族長レアが現れ、仕事を受けることになる。

 彼女らの村へと向かったシンは、そこで、部族内の権力争いと、熊族との抗争が起きていることを知る。熊族の若頭グスタフ率いる集団を辛くも退けたのち、シンはひとまず部族内の統一を図ろうとするのだった。

 第21回電撃小説大賞銀賞受賞作。話術をメインに据えているのだが、肝心の話術レベルが低いと感じられる。感心する要素がない。

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