まお×にん！ (3)
- サービス多めで
- 評価：☆☆★★★
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私立聖クリッド学園に通う魔王の３人の娘たち、ディルギスギアを治める魔王イルギス・ゴーガバッハの娘プラムルド・ゴーガバッハ、ゼビロウスを治める魔王グローザ・エムスエルの娘レムニア・エムスエル、ウルティメルを治める魔王ラビリレブラ・ガーインデンの娘クロズロート・ガーインデンに気に入られた五月忍軍次期頭領の五月谷光二は、再び学園長の不動瑪瑙衣の呼び出しを受けていた。
最近、魔族たちの間で何かを探るような動きがあるという。それを調べて報告するようにというのが彼女の用件だった。時を同じくして、水庭葵という新任教師が赴任してくる。
シリーズ最終巻。サービス多めでお送りしております。
まお×にん！ (2)
- メンツのかかった選挙戦
- 評価：☆☆★★★
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私立聖クリッド学園に通う魔王の３人の娘たち、ディルギスギアを治める魔王ゴーガバッハの娘プラムルド・ゴーガバッハ、ゼビロウスを治める魔王エムスエルの娘レムニア・エムスエル、ウルティメルを治める魔王ガーインデンの娘クロズロート・ガーインデンに気に入られた五月忍軍次期頭領の五月谷光二は、学園長の不動瑪瑙衣の呼び出しを受けていた。
彼女の用件は、また魔族同士の勢力争いを学園内で起こさないように、五月谷光二に彼女たちの監視役を命じるものだった。同じ頃、同様に学園長から要請を受けた魔王の娘３人は、暗黒生徒会を立ち上げて魔族を統制する案を採択するものの、誰が会長になるかでもめ、全校生徒による選挙で決定することになってしまう。
その選挙戦の最中に、従妹の霧崎愁が転校してきたり、選挙管理委員になった新宮寺咲とお騒がせの新宮寺詠美が暴れたり、ポイシャ・スターダスト・シュープリーム・キラキラと名乗る新たな異世界の魔法少女がやってきたり、第三勢力の魔族が現れたりして、再び学園は混沌の渦に落とし込まれる。
もはや完全に収拾がつかないようになっている。これまでのキャラも十分に使い切れていないのに、新キャラを出し過ぎだろって感じ。
まお×にん！ (1)
- 魔王のお姫様と人間の日陰者
- 評価：☆☆☆★★
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魔界と人間界の交流が始まり、私立聖クリッド学園では魔族の受け入れを行うことになった。その中でも目玉は、魔王の３人の娘たちだ。ディルギスギアを治める魔王ゴーガバッハの娘プラムルド・ゴーガバッハ、ゼビロウスを治める魔王エムスエルの娘レムニア・エムスエル、ウルティメルを治める魔王ガーインデンの娘クロズロート・ガーインデンだ。
高校一年生の五月谷光二は、その中でも最も凶悪な殺気を放つプラムルドと隣の席になってしまい、毎日が憂鬱だ。しかしある時、実はプラムルドが人間の友人を作りたがっていると知り、彼女の友人作りの手伝いをすることになる。それには、彼が抱えるちょっとした秘密も関係していた。
委員長の新宮寺咲に罵倒されて大惨事になりそうになったり、新宮寺詠美にスクープされそうになったり、花壇を整備する心優しい少女の黒須百合が魔族に囲まれたり、魔界のお姫様と仲良くする光二を目の敵にして魔族が殺そうとしたり、女の子同士での鞘当てがあったり、淡々と学園ラブコメが展開される。
淡々と表現した理由は明らかで、ヒロインや物語の筋に絡むキャラクターが淡々としているのだ。もちろん、学園ラブコメなのでそれなりにはっちゃけようとするのだが、性格的に大概空回りしてしまう。その受け皿になるはずの主人公も、頑張ってエロネタに挑戦したりするのだが、普段は真面目なのであまりにも唐突感があり過ぎて浮いて感じてしまう。
キャラ設定と物語の展開が一致していないと、やっぱり統一感がなくなっちゃうものだね。