ヤマグチノボル作品の書評/レビュー

ゼロの使い魔

気づいたら使い魔
評価:☆☆☆★★
 普通の高校生だった平賀才人は、トリステイン魔法学院のルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが行った使い魔召喚の儀式により、異世界ハルケギニアに召喚されてしまった。そこは、魔法の使える貴族が魔法の使えない平民を支配する世界だ。
 衣食住を確保するため、ルイズの使い魔として甘んじ、床で寝起きする生活を受け入れる平賀才人だったが、貴族の学生に侮辱されたことは受け入れず、魔法使いに対して素手で決闘を挑む。ボコボコにやられる平賀才人だったが、剣を手にした途端、左手のルーンが光り、剣を使ってゴーレムを切り裂き、勝利してしまった。

 それでもルイズからの待遇は変わらなかったが、メイドのシエスタからご飯を分けてもらえるようになったり、ルイズと犬猿の仲のキュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーからは好意を寄せられるようになる。
 そんな学園の宝物庫にある破壊の杖を奪取するため、土くれフーケという泥棒がやってくるのだった。

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