Last Note.作品の書評/レビュー

ミカグラ学園組曲 (4) 十六夜シーイング

新しいお友達
評価:☆☆☆★★
 ルーキー戦で本命の射水アスヒをあっさりと破り優勝した藤白おとねは、一宮エルナと同じく、未だ部活に所属していなかった。
 インタビューでは毒舌キャラを発揮しながら、実態は全く違うということを知ったエルナは、おとねと仲良くなろうとする。

ミカグラ学園組曲 (3) 我楽多イノセンス

ルーキー戦、決着
評価:☆☆☆★★
 ルーキー戦の初戦で花袋めいかを破った一宮エルナは、放送部の遠石遙架、自然科学部の倉科冬瑠、吹奏楽部の相楽あづみ、漫画研究会の蓮見真琴と蓮見小太郎、製菓部の杠ちせ葉、帰宅部の柏原うぐいす、天文部の射水アスヒらと共に、注目のルーキーとして扱われることになった。
 美術部の九頭竜京摩(えのやん先輩)に関するエピソード多数。

ミカグラ学園組曲 (2) 無気力クーデター

調子に乗って落っこちて
評価:☆☆☆★★
 書道部代表の八坂ひみを部活対抗戦で倒した一宮エルナは、一躍有名人になった。しかも道具を使わずに能力を発動したのは、同じ帰宅部の御神楽星鎖以来だ。
 新聞部代表の離宮ルミナに取材され、調子に乗ったエルナは、御神楽星鎖に勝負を挑み、コテンパンにされて部を追い出されてしまう。

 再び寝袋生活に戻ったエルナに対し、演劇部の先輩みゃみりんが気遣い、赤間遊兎を中心とした6人でルーキー戦に向けた練習を開始する。そんなエルナの初戦の相手は、かつての寝袋仲間である花袋めいかだった。
 赤間遊兎にスポットがあてられる。

ミカグラ学園組曲 (1) 放課後ストライド

才能があるから拾われる
評価:☆☆★★★
 元気いっぱいハイテンションながらセクハラ大好きな一宮エルナは、従兄の二宮シグレが通う私立ミカグラ学園に進学することになった。何かと世話を焼こうとするシグレを突き放し、妄想のままの学園生活を送ろうと思うエルナだったが、出だしから躓いてしまう。
 まずは、なぜかエルナにぴったりとついて回ってくる自称講師は、奇妙なモンスターっぽい姿をしている謎の生物ビミィだ。そして、学園内では部活対抗戦が行われており、そのポイントによって日常生活の費用を賄わなければならない。さらには、一か月以内に、文化部しかない部活動のいずれかに所属しなければ、退学になってしまうというのだ。

 担任の鳴海クルミに促された自己紹介では思いっきり滑ってしまい、華道部の湊川貞松、書道部の八坂ひみ、天文部の射水アスヒ、演劇部の赤間遊兎、美術部の九頭竜京摩と会うも部活が決まらない。最終的には帰宅部の御神楽星鎖に拾ってもらうのだが、何の前情報もなしに、部活対抗戦に代表として参加することになってしまう。

 エルナのキャラがおかしいので、文章もおかしい。意味の分からんことをテンションで押し切ろうとするのだが、序盤は特に意味が分からない。でも、これをスピード感がある文章と評価する人もいるのだろう。

 ニコニコ動画で楽曲を公開しているらしい。というわけで、「カゲロウデイズ」「こちら、幸福安心委員会です。」と同じカテゴリらしい。

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