天杉貴志作品の書評/レビュー

魔法少女かずみ☆マギカ 〜The innocent malice〜 (1)(Magica Quartet)

記憶喪失の魔法少女
評価:☆☆☆★★
 真っ裸で記憶喪失でトランクケースの中に入っていた少女かずみは、彼女を探しに来た二人、海香とカオルに連れられて自宅に帰った。そこに訪れたのは、爆破未遂事件で知り合った女刑事。彼女は事件の真相を見抜いたかずみの口封じにやって来たのだ。そのとき、彼女は自分に魔法少女としての力が備わっていることを知る。

 記憶を失うまでの日常を過ごしながら、実は魔法少女だった海香とカオルと共に魔女と戦うものの、日常でも、非日常でも、記憶がないことの違和感が拭えない。
 なぜ彼女は記憶を失っているのか?その謎の影に、魔法少女の存在が見え隠れする。

 インキュベーターが妖精扱いされていたり、普通の人が魔女になったり、微妙に雰囲気が違うのだけれど、ソウルジェムが魔力の源であることは変わっていない。あとは作画の趣味なのかもしれないが、衣装がちょっときわどい感じ。
 今巻はキャラ紹介の側面が強いのだけれど、この事態の裏側にあるであろう事情は、きっと、次巻以降で明らかにされるはずだ…と思いたい。ただ、登場人物が多すぎて描き切れていない感はあるなあ。

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