大場つぐみ作品の書評/レビュー

プラチナエンド (6)(小畑健)

評価:☆☆☆☆☆


プラチナエンド (5)(小畑健)

評価:☆☆☆☆☆


プラチナエンド (4)(小畑健)

評価:☆☆☆☆☆


プラチナエンド (3)(小畑健)

評価:☆☆☆☆☆


プラチナエンド (2)(小畑健)

評価:☆☆☆☆☆


プラチナエンド (1)(小畑健)

神の座を巡って
評価:☆☆☆★★
 自殺をしようとした架橋明日は特級天使ナッセに助けられ、天使の翼と矢を授けられる。これは、次の神候補となる十三人の人間に与えられるものだった。  生きる希望を取り戻した明日だったが、神候補の一人がヒーローのメトロポリマンに扮し、自分以外の神候補を殺すと宣言したことを知る。

バクマン。 (20) (画:小畑健)

二人の夢の結末は?
評価:☆☆☆☆☆
 亜城木夢叶「REVERSI」のアニメ化決定!真城最高と亜豆美保の夢がついに叶う時が来た。しかし、そこで問題が発生。マンガ家と声優が交際し、そのコネでヒロインの座を射止めるのではないかと、ネット上で物議を醸し出すようになったのだ。
 亜豆美保が人気アイドル声優となっていたのが災いし、騒動はネット上だけでなく、スポーツ紙やワイドショーなども巻き込んだ騒動となっていく。

 そんなトラブル続きの中、二人の夢は叶うのか?堂々の最終巻だ。

バクマン。 (19) (画:小畑健)

それを公私混同と呼べるか?
評価:☆☆☆☆☆
 亜城木夢叶「RIVERSI」、そして新妻エイジ「ZOMBIE☆GUN」という二大連載のおかげで、週刊少年ジャンプは勢いを増している。しかし、連載アンケートでは「RIVERSI」が上なのに、コミックスの売上では「ZOMBIE☆GUN」に大きく水をあけられていることに、真城最高と高木秋人は不満でならない。
 そんなときに持ちあがる、アニメ化の話。そして同時に、アニメ化に不安を投げかけるトラブルも付きまとい始める。彼らの夢が叶う時は果たしてくるのか?

 主役の座が亜豆美保に移りつつあるのではないかと思わされる展開。マンガのことならば真城最高と高木秋人なのだろうけれど、彼らのプライベートをリードするのは、実は常にヒロインの方なのだ。…それじゃ、主人公たちは仕事以外はダメみたいじゃん!

バクマン。 (18) (画:小畑健)

もう一歩、厳しく踏み込む
評価:☆☆☆☆☆
 亜城木夢叶「RIVERSI」、そして新妻エイジ「ZOMBIE☆GUN」という二大読切の掲載が決定した。真城最高と高木秋人は邪道を王道にまで高めてアニメ化を狙い、エイジは王道に邪道の要素を取り入れて世界を狙う。
 そしてジャンプ編集部にも異変が発生!いつもは不機嫌な佐々木編集長がスキップをするほどに機嫌が良い。一体これはどんな天変地異の前触れか?

 才能あふれる若手作家たちが競い合い、さらなる高みを目指す。その果てに、若者たちの夢はかなうのか?しかしその前に、連載作家には避けえない修羅場があるのだ。

バクマン。 (17) (画:小畑健)

中年作家の台頭
評価:☆☆☆☆☆
 東美紀彦をはじめとする、ジャンプから戦力外通告をされた様なベテラン作家が面白いワンアイデアの作品を持ち込んで来て、誌上の読切は一躍、中年作家の独壇場となってしまう。その状況に、若手漫画家や編集陣の間でも、賛否両論が巻き起こる。
 元々が力はあるとはいえ、設定力がないために戦力外通告された作家がなぜ急に面白いアイデアを思いつけたのか?その疑問の答えを、亜城木夢叶である真城最高と高木秋人は思わぬところから知ることになる。

 亜城木夢叶が次の連載に目指す邪道の王道バトル。その好例である作品が、別の作家によって誌上に掲載された。それを描いたは、亡くなった最高の叔父と同世代の作家だ。最高は叔父の読切が掲載された様な感動を味わい、高木は若手活躍の場が奪われることに警戒感を抱く。
 東の再起の影に見え隠れする、資本力にものを言わせたマーケティングを行う存在。その正体は…。亜城木の貴重な敵キャラが登場する。

バクマン。 (16) (画:小畑健)

ライバルだから
評価:☆☆☆☆☆
 模倣犯騒動をポジティブに切り抜けた真城最高と高木秋人の亜城木夢叶だったが、今度は新妻エイジの方に異変が発生した。エイジがデビューする時に編集長に宣言した、嫌いなマンガを辞めさせる権限騒動が再燃したのだ。福田組の漫画家たちは、新妻エイジに真相を確かめるため、彼のアトリエに押しかける。その結果は…。

 純粋なアンケート順位の競い合いからちょっとだけ変化し、特定の目標を達成するために漫画のクオリティを上げていく競争になった。マンガの競い合いではなく、漫画家の情熱の競い合いへの変化は、より物語をドラマティックに、分かりやすくしてくれている。
 そんな盤外バトルを軸に、PCPの次の漫画に向けたテストやら、落ち目の漫画家のアレこれやら、そして新たな競争相手の再来と、週刊連載らしく次々とイベントが落ちてくる。

バクマン。 (15) (画:小畑健)

ピンチの時こそ人間性が現れる
評価:☆☆☆☆☆
 亜城木夢叶の「PCP」に対して、ネット上の50人からアイデアを募るというやり方で宣戦布告した七峰透だったが、彼の思惑は外れ、連載は迷走状態に入る。
 もやは「PCP」に対する敵愾心しか残っていない七峰は、ついに「PCP」のネタをパクろうとするという、落ちるところまで落ちるのだが…。そのとき、彼の編集である小杉が取った行動は?

 七峰透と熱血編集・小杉のやり取りも熱くて良いのだが、実績のない新人×新人という組み合わせなので、どこか上滑りしている印象を受けなくもない。まあこれは少年の視点ではないので、少年漫画としての評価には何の関係もないけれど。

 そしてこれまた少年ではない視点から言うと、中井巧朗への言及をしないわけにはいかないだろう。今巻の中井さんはとにかく人間として最低な行動を取りまくる。自己中心的な欲望で、他人に迷惑を掛けまくる。もやは社会的にダメな人だ。
 しかし、ニッチな職業を夢見て挑戦した人間は、得てして中井さんの様な状況に陥りやすいのもまた事実だ。ほどほどの才能があったばかり、いつまでも夢を諦めることが出来ず、しかし何もかもかなぐり捨ててのめり込むほどはせず、結局何者にもなれないまま、宙ぶらりんの状態になってしまう。もはや進む道も見えず、退く道は無くなってしまっている。そんな状況の匂いを少しでも嗅いだ事がある人なら、自分が中井さんの様になっていたかもしれないことを否定は出来ないだろう。
 そう思うと、平丸一也が中井さんを救う理由として挙げたことは、読者各人に適した言葉となって、ストンと胸に落ちて来る。それはさながら、高木秋人と真城最高が語りあった、「あしたのジョー」のパロディの台詞の様にだ。

 今回は他にも、シュージンが落ち込んでいた時にかける香耶の台詞など、人間的に沁みるシーンが多い気がする。

バクマン。 (14) (画:小畑健)

作中作のメタ構造
評価:☆☆☆☆☆
 PCPはヒットした。しかし色々と弊害があってアニメにはならない。だからこそ、いずれはもう一本、連載をしたい。そう考えている高木秋人と真城最高のふたりだ。そして目指す方向性は邪道バトル?そんな漠然とした考えを持ちだしたとき、彼らの前に衝撃の作品が現れる。
 それは、七峰透「シンジツの教室」。亜城木夢叶が審査員を務める月例賞に送られてきた作品だ。しかも作者は、TRAPのファンだった少年だ。興味を惹かれた彼らは、その作者に会ってみることにするのだが、実は一癖も二癖もある人物だった。そしてその人物が、少年ジャンプに大騒動を巻き起こす!

 亜城木夢叶の仲間系ライバルを新妻エイジとするならば、亜城木夢叶の敵系ライバルが七峰透。「バクマン。」の中でも、高木が提唱する邪道バトルを展開している格好だ。新妻エイジはあまりにも王道過ぎて彼らの比較対象にはならないので、彼らが何か新しいことを始めるさまを描写するには、その定規となる存在が必要なのだろう。
 邪道バトルというくらいだから、ただぶん殴って倒せばよいという展開にはならないはず。どんな形でこの勝負が決着するのかを見て欲しい。

バクマン。 (13) (画:小畑健)

このままでは夢が叶わない。そんな焦り
評価:☆☆☆☆☆
 高木秋人と真城最高が苦心の末に生み出した作品「PCP」は、アニメにならない。編集からその事実を突きつけられ、動揺する二人。その揺らぎをさらに大きくするように、高木には白鳥シュンとの新たな作品の立ち上げの話が舞い込んでくる。
 アニメ化できなければ亜豆美保との結婚もできない。焦る真城は、連載作家同士による読切競作フェスタに参加しようとする。しかし、高木は白鳥との連載立ち上げにかかりきり。意地になった真城は何とか読切のネームを描こうとするのだが、何を描けば良いのか思いつかない。

 必死で作り上げた作品では夢が叶わないと知ったときの青年二人が、現状を打破するために、それぞれの得意分野で努力し始める。そしてその成果を競う、読切フェスという一種のバトル。
 そんな締め上げるような緊張感を緩めるように挟まれる、平丸一也と蒼樹紅、編集・吉田幸司の物語が面白い。そしてこのとき、平丸と中井巧朗に対する、高木と真城、それぞれのスタンスの違いに着目してみるのも面白いかも知れない。

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バクマン。 (12) (画:小畑健)

最後の勝負、結果のとき
評価:☆☆☆☆☆
 亜城木夢叶の新連載であるPCPの継続には、新妻エイジ作品であるCROWか+NATURALのどちらかにアンケート順位で勝たなければならない。そんな厳しい条件の期限である25週目は刻一刻と迫ってくる。
 最後の勝負として、5週連続のシリーズ物で一発逆転を狙う高木秋人と真城最高の試みに、ついに結果が突きつけられる。

 そして亜城木夢叶の目的であるアニメ化には大きな壁が立ちふさがる。それを乗り越えるために、秋人と最高はそれぞれ努力を始めるのだが、それが亜城木夢叶にどんな変化をもたらすのか!

 たとえ連載が上手くいったとしても、それだけでは亜城木夢叶のゴールにはたどり着かない。高く掲げた目標に向け、また新たな戦いが始まる。
 そういう意味で、この作品は自分やライバルたちとのバトル物という要素もあるのかもしれない。ライバルたちはみんな良いヤツらだけどね。

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バクマン。 (11) (画:小畑健)

マンガだからできる表現
評価:☆☆☆☆☆
 ジャンプ連載の最後のチャンスとなる作品の最後の練り直しをする真城最高と高木秀人は、ついに第一話を完成させる。そのアンケート結果は…。
 しかし、彼らに課せられているのは、新妻エイジの作品群と並ぶ作品にすること。そのために必要な要素を二人は追及する。

 これまではストーリー担当の高木の努力に焦点が置かれがちだったけれど、今回は絵担当の真城の努力にスポットが当てられる。単純にストーリーとして面白いだけでなく、マンガだからこそ出来る表現方法の追求がメインだ。こうすることで、より直接的に亜城木夢叶と新妻エイジのマンガが比較される。
 そしてその後は、さらに完成度を高め、新妻エイジを超えるために、高木の努力が描かれるのだ。

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バクマン。 (10) (画:小畑健)

自分たちが活躍できるフィールド
評価:☆☆☆☆☆
 新妻エイジの「CROW」「+NATURAL」に勝てる作品でなければジャンプには連載させない。編集長から下された条件を飲んだ真城最高と高木秋人は、連載ネームに挑もうとするものの描くべき作品に迷う。
 一方、担当編集の港浦は、前担当の服部にアドバイスを請う。その内容は、彼の想像を超えるものだった。

 真城と小豆ミホの、作品をアニメ化してヒロイン役をやる、という約束を果たさなければならないという想いのためもあるが、とにかく二人のやる気は誰にも負けていない。慣れないギャグ漫画を連載している時は辛さもあったかも知れないが、自分たちのフィールドでは水を得た魚の様に泳ぎ始める。そしてそれを可能にしているのは、彼らを陰に陽に励まし高めあうライバルたちの存在がいるためであることも忘れてはならないと思う。
 やってきたことに無駄なことはない。そう言い切る事が出来るのは、本当に彼らが限界ギリギリまで努力してきたことを知っているからだろう。

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バクマン。 (9) (画:小畑健)

悔しさと嬉しさがないまぜになった気持ち
評価:☆☆☆☆☆
 一抹の不安を抱きながらもギャグマンガで編集会議に臨む最高と秋人。だが同じ編集会議には、岩瀬もネームを回していた。そして、その作画には強力な人物が参加していた。

 マンガがエンターテインメントである以上、読者を意識した誌面作りは必要。そして、作者が描きたいものが必ずしも求められる訳ではない。しかし、そこだけを意識しすぎると、自分の得意分野を忘れてしまって、描くのが苦しいだけになってしまうかも知れない。
 連載を続けるための手当てに没頭して先が見えなくなっているときに、ライバルから活を入れられたら。そんな時の悔しさと嬉しさがないまぜになった気持ち、そんな心情が描かれる。

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バクマン。 (8) (画:小畑健)

この巻の主役はあなたしかいません
評価:☆☆☆☆☆
 蒼樹さんっ、という称賛の叫びと、中井〜という罵声が聞こえて来そうな8巻。ここに岩瀬が絡んできたことで、高木と、そして連鎖的に真城までピンチに陥ってしまう。

 若手作家たちが、漫画や人生のピンチに立ち向かいつつ、夢をかなえるために全力疾走する中で、福田組の一人でありながら、既に社会の辛酸をなめ、やる気のかけらも見えない平丸を、担当編集吉田氏が疑似餌で誘導してやる気を出させるさまが、ビジネスなんだなとも感じさせる。平丸は意外に頑張っているはずなのに、周りからの評価がザンネンなのが逆に笑える。

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バクマン。 (7) (画:小畑健)

混迷の再出発
評価:☆☆☆☆☆
 『疑探偵トラップ』の打ち切り。予想はしていたとしても、実際にその時が来れば衝撃は大きい。生活のたつきを失う小河チーフの動揺はリアルだ。そしてここで、服部哲編集が作った流れは、一度途絶えてしまうことになる。

 気を取り直して次の連載を目指す真城と高木の二人だが、彼らの障害として立ちはだかるのは、味方であるべき港浦編集だ。作家の特性を生かすという方向ではなく、自分の好みであるギャグを二人に描かせるため、あの手この手の努力を惜しまない。その背景にあるのは、先輩編集との実績差と、後輩編集からの突き上げに感じる焦りだ。
 追い詰められれば、火事場の馬鹿力で普段は出てこないアイデアが出てくることもあるだろう。しかし多くの場合は焦りが空回りを生み、悪い結果になることも多い。そして追い詰められ余裕がなくなってくれば、新たに何かを生み出すための時間もなくなり、いまあるものを肯定するためのロジック作りを無意識にするようになる。こんな負のスパイラルに入ってしまえば、良い作品はできないだろう。
 そんな状態に入りつつある港浦編集に対し、自分たちに会った作品を作るための真城の反乱は成功するのか?そして、ネームに追い詰められる高木は蒼樹紅に急接近!

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バクマン。 (6) (画:小畑健)

不測の事態
評価:☆☆☆☆☆
 ついにアンケート順位でエイジに並び、コミックス発売&巻頭カラーと、順調に連載作家としての地歩を固めつつあるサイコーとシュージンだが、予想もしないところから先行きに暗雲が立ち込めてくる。彼らは連載を続けることができるのか?
 大人の都合に対抗して、一致団結して編集部に立ち向かう新鋭漫画家たち。普段はライバルでありながら、いざとなれば協力する。まぶしい関係です。

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バクマン。 (5) (画:小畑健)

苦しんでも苦しんでも何故か連載を目指す
評価:☆☆☆☆☆
 服部哲から港浦へ担当が変わり、初連載への不安と共に、担当編集の言動一つ一つに揺れ動く真城と高木の二人。何とか連載までこぎつけたものの、アンケート結果はいまいち伸びず、それにも拘らず余裕をかます港浦への不信感は増していく。
 その頃、福田組の一角、中井は、蒼樹紅との連載に向けて、命がけのアタックを試みていた。

 漫画家サイドの不安感と、編集部サイドでの右往左往。アンケート結果という明らかな数字となって人気は現れるけれど、どうすればアンケート結果が良くなるのかは誰にもわからない。そんな中で何を求めてマンガを描くのか。亜城木、平丸、中井、いろんなタイプの漫画家が、思い込んだらまっしぐら突き抜けていくとともに、揺れる新人編集の迷走も続きます。

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バクマン。 (4) (画:小畑健)

ライバルがいるから頑張れる、ライバルを蹴落とさなければ連載出来ない
評価:☆☆☆☆☆
 真城&高木にいきなりコンビ解消の危機が訪れた。危機回避のために服部編集はある策を弄するのだが…という感じで最初から盛り上げて行きます。ネタ作りと作画みたいにきれいに作業が分かれてしまうと、いつまでも仲良くやって行くみたいなのは難しいのでしょうね。特に人気が出てくれば出てくるほど。
 そして、週刊少年ジャンプ連載に向けた、金未来杯、編集会議とイベントが続きます。福田組のそれぞれの個性のぶつかり合い、そして新たな新人、平丸一也の登場と、見どころいっぱいです。一方で、もう一人の主役である亜豆はというと…。

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バクマン。 (3) (画:小畑健)

良いことばかりは続かない
評価:☆☆☆☆★
 ここまでは結構すんなりと行く展開だったけれど、今回は少し挫折というか、負の面が中心になっている。アンケート至上主義とか、掲載順とか、長く続くアシスタント生活とか、原作と作画の対立とか、金や出世のために働くという考え方とか。
 それでも、周りにいるのはみんなライバルで、蹴落とした方が自分の利益につながるのに、マンガをより良くするために手を貸しちゃったりする、前向きなエネルギーは失われていない。

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バクマン。 (2) (画:小畑健)

自分たちの進むべき道は
評価:☆☆☆☆☆
 集英社への初めての持ち込み。担当編集もついて、本格的にプロへの階段を昇り始める。学校では真城と亜豆が隣同士になったり、漫画を描いていることがばれてトラブルになったり。作品作りの方では、方向性を絞ったり、システムの中で生き残る方法を模索したり。理想と現実のはざまで暗中模索する。
 真城たちの卒業、赤丸ジャンプ掲載、そして連載への道。まだまだ盛り上がって行きます。

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バクマン。 (1) (画:小畑健)

どこかで繰り広げられている日常にちょっぴりの非日常を
評価:☆☆☆☆☆
 一言で言ってしまうと、漫画家を目指す中学生二人の奮闘ストーリーなのだが、予想もしない方向から攻めてくる展開のスピード感が良く、不思議と面白い。1巻は、漫画家を目指そうと思うところから、処女作を仕上げるところまで。2巻は編集部に持ち込むところになりそう。
 おまけとして、掲載作の大場ネームと小畑ネームが載せられています。特に、大場ネームは本当にあれなんですよね?まさに、がもうひろしの絵という感じ。

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