大岩ケンジ作品の書評/レビュー

シュガーダーク 埋められた闇と少女 (2)

痛みに脅える少女
評価:☆☆☆☆★
 角川スニーカー文庫より出版された、新井円侍「シュガーダーク 埋められた闇と少女」のコミカライズ版の第2巻だ。

 共同墓地で墓穴堀りをすることになった囚人の元・少年兵士ムオルは、その墓地に住む少女・メリアと知り合う。
 ムオルは、昼間は森に住む不思議な人物カラスと会話しながら穴掘りをし、夜はメリアと交流することで日々を過ごしていた。しかしある日、この森には人間を殺す悪魔、ダークが存在しており、そのダークとメリアが、痛みに脅えながら戦っていることを知る。

 そんな14歳のメリアは、人を遠ざけ、笑顔を見せることもなく、しかしどこか寂しげな印象を与える少女だ。ムオルは彼女と友達になるために、色々な手段を考えるのだが、そんなときに、メリアが抱える問題も明らかになってくる。

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