勝木光作品の書評/レビュー

ベイビーステップ (46)

評価:☆☆☆☆☆


ベイビーステップ (45)

評価:☆☆☆☆☆


ベイビーステップ (44)

評価:☆☆☆☆☆


ベイビーステップ (43)

評価:☆☆☆☆☆


ベイビーステップ (42)

評価:☆☆☆☆☆


ベイビーステップ (41)

評価:☆☆☆☆☆


ベイビーステップ (40)

評価:☆☆☆☆☆


ベイビーステップ (39)

評価:☆☆☆☆☆


ベイビーステップ (38)

ドキドキ訪問
評価:☆☆☆☆☆
 全日本選手権本戦準決勝を目前に控え、ナツの家にお邪魔することになったエーちゃん。初めてのお宅訪問は、両親のいない家。果たしてどうなる?
 そして準決勝の試合が始まる。

ベイビーステップ (37)

タクマ戦決着
評価:☆☆☆☆★
 全日本選手権本戦2回戦、タクマ戦の決着がつく。タクマを倒すという心構えになったエーちゃんの力とは?

ベイビーステップ (36)

研ぎ澄まされる集中
評価:☆☆☆☆★
 全日本選手権本戦2回戦。タクマに第1セットを取られ、絶対に落とせない第2セット。タクマのサーブに圧倒されていたエーちゃんだったが、研ぎ澄まされた集中はゾーンに入り、的確なリターンを返せるようになる。
 勝敗の結末は次巻以降で。

ベイビーステップ (35)

初めての絶望
評価:☆☆☆☆☆
 タクマとの対決。栄一郎を初めての絶望が襲う。

ベイビーステップ (34)

しのぎ合い
評価:☆☆☆☆★
 しのぎ合いの感じが出るタクマとの対戦。

ベイビーステップ (33)

高校生の躍進
評価:☆☆☆☆★
 全日本選手権で元トッププレイヤーと対戦した丸尾栄一郎は、試合の中で相手の多彩な戦術を自分のものにしていく。そして本戦出場メンバーが出そろった。

ベイビーステップ (32)

大人たちの戦い
評価:☆☆☆☆☆
 全日本選手権の予選に入った丸尾栄一郎は、人生の何かを賭けて大会に挑む社会人やプロと対戦することになる。

ベイビーステップ (31)

人生の岐路
評価:☆☆☆☆☆
 ブラデントンオープンにおけるピート・ゴンザレスとの対戦はいよいよ終盤戦。野球の持ち味を生かして、ここに至って新たな技を繰り出してくるピートに対し、丸尾栄一郎は勝つことができるのか。
 そして日本に帰国した丸尾栄一郎は、鷹崎奈津とのデートで気分転換をし、全日本選手権へ挑む。それぞれの人生の岐路がやってきた。

ベイビーステップ (30)

プロへの壁
評価:☆☆☆☆★
 フロリダでのトレーニングの総仕上げとして挑むブラデントンオープンで、ピート・ゴンザレスと対戦することになった丸尾栄一郎は、これまでの練習試合で積み上げたデータを元に、ピートの試合の組み立てを適切に読み取る。
 しかし、ピートもそのままではやられない。野球時代のピッチャーとの読み合いの経験を生かし、エーちゃんの戦略を読み取って反撃してくるのだった。

 フィジカル面での地力勝負ではエーちゃんに勝ち目はない。勝利をつかむためにエーちゃんが取る戦略とは?

ベイビーステップ (29)

最後の一足掻き
評価:☆☆☆☆☆
 プロへの夢を諦めきれなかった丸尾栄一郎は、鷹崎奈津としばし別かれて、最後のチャンスである全日本選手権に勝つため、かつてブレイクスルーがあったフロリダへと練習に出かけた。
 懐かしい面々と再会し、仕事の手伝いをしながら練習できることになった丸尾栄一郎の前に現れたのは、実は英語がペラペラの神田久志と、家族の期待を一身に背負うピート・ゴンザレスという選手だった。

 最新の施設やビーチテニスなどで技術を鍛えながら、ブラデントンオープンというプロの大会で勝利を目指すことになる。

ベイビーステップ (28)

選択の瞬間
評価:☆☆☆☆☆
 全日本ジュニア準決勝、鹿梅工業の神田久志と丸尾栄一郎の対決はいよいよ決着の時を迎える。互いに肉体の限界を精神で凌駕する戦いが続く中で訪れる結末とは?
 そして女子決勝は、清水亜紀に対して初勝利をつかみ、プロとしての足掛かりとしたい鷹崎奈津の挑戦が描かれる。

ベイビーステップ (27)

気合い合戦
評価:☆☆☆☆☆
 全日本ジュニア準決勝、強豪鹿梅工業の神田久志と丸尾栄一郎の試合はタイブレイクとなっていた。同じ頃、荒谷寛と難破江優はパワー対決を繰り広げる。
 一方、女子は、鷹崎奈津は試合相手の桃山遥を上回るイメージを作り上げて圧倒する。母親の呪縛から抜け出すために足掻く清水亜紀は、篠田さやかに対し、自分のテニスを作り上げ始めていた。そこに、試合を終えた鷹崎奈津が顔を見せる。

 タイブレイクでの拮抗する試合風景が延々と繰り広げられる。珍しく気合い合戦の様相を呈しているな。

ベイビーステップ (26)

サーブの大切さ
評価:☆☆☆☆☆
 全日本ジュニア準決勝、丸尾栄一郎の相手は強豪鹿梅工業の神田久志となった。強烈な攻めのテニスとチームからの大声援の前に、エーちゃんは自分のテニスであるチェンジ・オブ・ペースを見失い、後手後手に対応する展開となってしまう。
 女子も準決勝に突入。鷹崎奈津は、エーちゃんからの言葉や両親からの応援を自らの力に変え、冷静にテニスを行えるようになっていく。そして、母親の呪縛から離れて自分のテニスを手に入れようと足掻く清水亜紀は、自分の基礎に築かれているテニスの意味に気づいていく。

 自分が一手を変えることによって相手の対応が変わり、それにさらに対応するテニスを考えるという、対戦相手のいるゲームの醍醐味が描かれている。

ベイビーステップ (25)

華やかな対決
評価:☆☆☆☆★
 全日本ジュニア4回戦。丸尾栄一郎と緒方克己の対決に、ようやく決着つく。
 そして、鷹崎奈津は準決勝へ。エーちゃんの前では気丈に振る舞いながらも、一人になれば、決勝でぶつかるはずの相手、清水亜紀のことを考えてナーバスになってしまっている。そんな彼女にエーちゃんはどんなアドバイスをするのか?

 そんなスポットライトの中心にいる二人とは別に、影山小次郎と佐々木姫子の物語のも変化があった模様だ。

ベイビーステップ (24)

息詰まる攻防
評価:☆☆☆☆☆
 全日本ジュニア4回戦。丸尾栄一郎が対戦中の緒方克己は、かつて池爽児をも超える才能と目されていた、怪我からカムバックして来た元天才だ。
 エーちゃんは緒方に第1セットを取られ、第2セットもこのゲームを落とせば負けというところまで追い込まれてしまう。しかしそのままずるずると負けるエーちゃんではなく、ギリギリの局面で自分の型をあえて崩し、緒方に迷いを生じさせるのだった。

 今回も緒方戦の決着はつかず。追い詰められたところから、心を折ることなく、勝ちに至るための隘路を探してあらゆる手段を模索するエーちゃんのあがきが描かれる。データによる分析はもちろん、意外性を意識的に演出するなど、周囲の人間から良い影響を受けて、それがテニスに生きている。
 試合の決着がなかなかつかないところは不満な部分もあるのだが、互いに策を読み合い相手の裏をかきつつ、自分の良さを発揮しようとする息詰まる攻防にドキドキで、その不満も消し飛んでしまうだろう。

ベイビーステップ (23)

帰ってきた最強選手
評価:☆☆☆☆☆
 全日本ジュニア4回戦。両親の見守る中で丸尾栄一郎が対戦するのは怪我からカムバックした元天才、緒方克己だ。かつては池爽児をも上回る才能と思われていた彼だったが、中学一年生の時に腰椎を痛め、テニスからは離れていた。
 だがその間、テニスを出来ないからこその渇望と、試練を新たな技能を身につけるためのチャンスと読み替える前向きさを手に入れた緒方克己は、以前を上回る実力を備えて復帰してきたのだ。

 幼少の頃よりテニスを始めた経験に裏打ちされた懐の深さは、エーちゃんが必死に身につけてきたチェンジオブペースにもあっさりと対応し、エーちゃんの予測を上回るテニスを展開してくる。追い詰められていく絶望的な状況で、僅かな光明を見いだすためにエーちゃんがとる戦術とは?

 ポッと出の強キャラが登場したねぇ。何か反則チックだな。相手の弱いところを探り合いながら、じわじわと弱らせて仕留めようとするやり方で互いに攻め合えば、結局は地力の勝る方が強いということになる。挑戦者がそこで勝利するためには、相手の頸動脈を狙っていくような、捨て身の戦法が要求されるわけだ。
 噛み殺すか噛み殺されるか。そして果たしてそれだけで決着がつくのか。ドキドキの対決は次巻に続いていく。

ベイビーステップ (22)

迷わない逃げない
評価:☆☆☆☆☆
 全日本ジュニアテニス大会二回戦。丸尾栄一郎は、第三シードの岡田隆行と対戦することになった。女子テニスプレイヤー矢沢美樹から学んだ直球系のライジング一本で戦う岡田隆行の実力は脅威ではあるが、素直さはエーちゃんのコントロール重視のテニスとの相性は悪くない。
 しかし、降着する状況に業を煮やした岡田隆行は、状況を打開するため、自分の理想に妥協し、変化系にも手を出そうとしてしまう。その結果、十年ぶりの本番での空振りという醜態をさらした岡田隆行は、自分のプレイスタイルに対する迷いをかなぐり捨て、ただ理想を貫く決意を固めるのだった。

 岡田戦が長いこと続く。それもそのはず、実はエーちゃんよりも、岡田のテニスに対する悩みが物語の中核に来て、トップになれない人間には持っていないものがあるのかという、作者の感情的なものが透けて見えるような展開になっているからだろう。そして作者的には、地味だがぶれないエーちゃんは、持っている人という氷菓につながるわけだ。
 ゆえにエーちゃんは、プライベートでも持ってる。女子ジュニア二位の鷹崎奈津は彼女で、両親にも紹介してもらえたりするわけだし、女子ジュニア一位の清水亜紀にも片思いされて、彼女のコンディションを崩してしまうほど。

 そして今回のことで、清水亜紀の気持ちを知ったことで抱く鷹崎奈津の強い勝ちたいという感情は、果たしてプラスになるのか否かという、エーちゃん以外のところでも、ゲームの行方に楽しみが増えた気がする。

ベイビーステップ (21)

地味なプレイで魅せる
評価:☆☆☆☆☆
 青井コーチの言葉を受けて将来について考え直し、鷹崎奈津とのデートで今を楽しんだ丸尾栄一郎は、ついに緊張の全日本ジュニアテニス大会初日を迎えた。一回戦の対戦相手である晃南高校の武田創生を軽くひねり、二回戦に駒を進めたエーちゃんを迎え撃つのは、第三シードの岡田隆行だ。
 同世代トップクラスの実力を持ちながらも、難波江優や井出義明に比べて目立つ部分がない岡田は、自分の実力を周囲に見せつけるため、世界トップクラスの女子テニスプレイヤー矢沢美樹から学んだ直球系のライジング一本で、日本一を目指していた。

 しかしエーちゃんも、テニスを続けられるか否かの分水嶺。そう簡単に負けるわけにはいかない。得意の分析で相手のプレイスタイルを推測し、試合が始めれば相手を観察してリズムをつかむ。事前の青井コーチのアドバイスも思いだし、コートを広く使ったプレイで岡田を圧倒する。
 だが、そのままやられる岡田ではない。自分の得意技を一段進化させたとっておきを繰り出し、エーちゃんを苦しめるのだった。

 そんな試合の合間に、女子トップの清水亜紀が受ける衝撃なども織り込まれている。

ベイビーステップ (20)

直前のあがきも精一杯
評価:☆☆☆☆☆
 将来テニスに関わって生きていけるかどうかの分水嶺となる全日本ジュニアを控え、少しでもやれることをやっておきたい丸尾栄一郎を、青井コーチも様々な側面からサポートする。それはフィジカル・メンタルのトレーニングという側面もあるし、エーちゃんの将来の選択肢を増やすという布石的な側面からの援護もある。
 それはともかく、今日はちょっとだけお休みをして、鷹崎奈津とデート!向かう先は夏らしく、やっぱりプール!でも、前日、激しい戦いを繰り広げたナツはちょっとお疲れモード。それを見たエーちゃんは…。

 そんなラブラブなシーンもあり、珍しくアマチュアであるインターハイの描写もあり、青春を生きる少年少女として、プロを目指すテニスプレイヤーとして、高校生として、様々な側面から描かれている。
 巻末には番外編として、中条めぐみが見たお風呂でのガールズトークが収録されている。四コマは、プールデートの別視点だ。

ベイビーステップ (19)

データの裏をかく戦術
評価:☆☆☆☆☆
 関東ジュニア準決勝、丸尾栄一郎と難波江優の対決にようやく決着がつく。ファーストセットを奪取して迎えたセカンドセット。ゾーンを意識し過ぎたエーちゃんは、徐々にその積極性を失っていくのだが…。

 対戦相手の難波江優も、丸尾栄一郎も、データに基づいた戦略的なテニスを展開するので、感覚的なプレイヤーとの対戦と違って、モノローグがすごく多い。一手一手相手の手を考慮しながら自分の手を決めていくところは、まるで詰将棋をやっているみたい。
 えーちゃんがプロになるためには、この難波江優を倒して日本一になることが絶対条件。3週間後の全日本に向けて少しでも彼との差を詰めておかないと、彼には夢をかなえることが出来ないのだ。

 主人公のすごさを示すためには、ライバルが魅力的であることが必要。その意味で、難波江優はちょっと特殊なキャラクターかもしれない。なぜなら方向性が、主人公であるエーちゃんとそっくりなのだ。だから下手をすると、エーちゃんよりも難波江の方が主人公になってしまいかねない。
 そこでエーちゃんが取る戦略は、これまでの自分のスタイルを崩すこと。いままでに彼自身を苦しめて来たライバルたちの得意技を参考にしつつ、データの裏をかくという方法に出るのだ。そしてそれが、エーちゃん自身の戦術の拡張をもたらすことになっている。このあたりは作者が意図的に仕組んだものなのか、あるいは偶然生まれたものなのか、興味深い。

ベイビーステップ (18)

どんな揺さぶりにも負けない精神を作る
評価:☆☆☆☆☆
 関東ジュニア準々決勝。丸尾栄一郎の対戦相手は、難波江優にも勝利したことがあるという高木朔夜だ。しかし彼は、対戦相手の神経を逆なでにするようなマナー違反の行為を繰り返し、精神的にプレッシャーをかけてくる。
 そのやり方に怒りを覚えたエーちゃんは、その怒りを力に転化できないかと工夫をしてみるのだが、力みすぎる結果になるだけで、上手くいかない。このまま破れてしまうのか?

 高いレベルでの試合を繰り返していくことで、様々な相手の戦法に対応する方法を試合中に編み出していくところが、彼の急成長の秘密なわけだ。当然そこには、有効でない対処法をしたことによる単純な失敗も発生しうるわけで、そのあたりを丹念に描いているところが誠意のある部分だと思う。
 鷹崎奈津との関係もかなり良い感じで進行し、しかもそれが自分のモチベーションに生かせるように、メンタルの面でも成長が見られている模様。プロへの道を心配をかけず進むため、エーちゃんは勝利し続けていけるだろうか?

ベイビーステップ (17)

人生をかけた一戦
評価:☆☆☆☆☆
 勝てば全日本進出決定、負ければプロの夢をあきらめる。そんな分水嶺を迎えている関東大会・対井出戦。会場中が井出を応援する特殊な環境の中、丸尾栄一郎は普段どおりの力を発揮すべく、試行錯誤を繰り返していた。
 その結果としてたどり着いた、プレッシャーを一度意識して半分消すというメンタルコントロールのスタイル。それはこれまでのところ、かなり有効に機能していた。果たして勝負の行方は?

 なっちゃんと付き合い始めて色々と変化が見えるえーちゃん、そしてその結果として、告白前にフられてしまった委員長・佐々木姫子、そんな彼女に好意を寄せるえーちゃんの友人・影山小次郎と、テニス以外の恋愛模様でも人間関係が複雑化中。そんな一幕を描いた巻末の4コマが、なかなか良いとおもう。

ベイビーステップ (16)

センスの人、努力の人
評価:☆☆☆☆☆
 全国優勝できるか否かで、プロテニスプレイヤーを目指すことが出来るか否かが決まる。そんな人生の分岐点の第二関門、丸尾栄一郎の関東大会が始まった。
 初戦の相手は、井出義明。飛び抜けたセンスと、圧倒的なメンタルを持つテニスプレイヤーだ。特に今回は、試合開始前に子どもを助け、会場中の観客を味方にするという状況で、エーちゃんにとっては完全なアウェー状態になってしまった。

 感覚的にエーちゃんのチェンジオブペースに対応して来る井出に対し、ノートで積み重ねたデータでそれに対抗するエーちゃん。試合は接線のまま、終盤に入る。
 今巻では決着はなし。それは次巻に持ち越される。

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ベイビーステップ (15)

良いこと尽くめで進めるか?
評価:☆☆☆☆☆
 プロを目指し続けられるか、人生の岐路となる関東大会初戦を迎えようとするエーちゃんこと丸尾栄一郎は、前夜になっちゃんこと鷹崎奈津と一緒に、会場近くの浜辺に行く。そこで起きる、エーちゃんにとって予想外の出来事とは?
 そして、関東大会開幕。二回戦の相手となるのは、井出義明。周囲の応援を力に変えるタイプである彼との対決は、完全アウェー状態となってしまう。果たして雰囲気ののまれず勝負に徹することが出来るのか?

 常にプロを目指すための関門にさらされ続けるエーちゃんに、サプライズの出来事が発生。幸せいっぱい状況で、このままいけるのか?
 恋愛にテニスに、目一杯真面目に取り組むエーちゃんの姿を楽しもう。そしてなっちゃんの笑顔が最高です。

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ベイビーステップ (14)

人生を賭けた本気の勝負
評価:☆☆☆☆★
 鷹崎ナツの試合結果を横目で見ながらも、丸尾栄一郎と荒谷の決勝戦は続く。第1セットは荒谷に取られたものの、左利きにも慣れ、チェンジオブペースも有効に機能し始めた第2セットは互角の攻防になる。
 二人の人生を賭けた本気の勝負の結末はどうなるのか?そして試合後は、関東大会に向けた調整が始まる。

 巻末に、エーちゃんと景山の出会いの物語を収録。小学生のエーちゃんは今よりももっと積極的かも知れない。

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ベイビーステップ (13)

プロを目指すものたちの対決
評価:☆☆☆☆☆
 神奈川県ジュニアテニス大会決勝戦、荒谷と栄一郎の対決が始まる。前回対戦した時の欠点を潰してきた荒谷は、エーちゃんが左利きに慣れていない事もあり、理論に基づいた本能を重視したプレイスタイルも通用しない。原点に戻って、考えてコントロールするテニスで対抗しようとする。

 荒谷との決戦前日、同じく決勝戦を迎える鷹崎奈津との練習試合はエーちゃんに何をもたらした?
 今回収録の4コマもそうだけれど、エーちゃんとなっちゃんの関係の進展過程は、単行本で補完されていることも多いので、ファンは読んだほうが良いかも。

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ベイビーステップ (12)

しのぎを削る
評価:☆☆☆☆☆
 丸尾栄一郎プロへの道の最初の関門である神奈川県ジュニアテニス大会が開幕する。順調に1回戦を突破したエーちゃんの前に立ちふさがるのは、第3シードの宮川だ。徹底的に自分のテニスを磨き上げてきた宮川に、昨年のデータは、エーちゃんの新しいテニスは通用するのか?
 相手の意図を読み、一手一手を積み上げて、少しずつ少しずつ相手の選択肢を削っていくような、エーちゃんのテニスが相変わらず繰り広げられています。昨年とは違い、プロを目指すと決めて、同じような立場の人とギリギリの対決を繰り広げていくエーちゃんは、今後どう変わっていくのでしょうか?

 番外編として、エーちゃんはいかにしてなっちゃんと呼ぶようになったのか、のはじめて物語(マガスペ掲載)が収録されています。

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ベイビーステップ (11)

最後に加わる要素
評価:☆☆☆☆☆
 江川逞とのゲームの中で、トップクラスの選手と勝負するためには必要不可欠な要素を自覚した丸尾栄一郎は、青井コーチの指導の下で技術の強化に努める。
 一方、鷹崎奈津の方にもライバルとなる選手が登場し…。
 そして、エーちゃんのラストチャンスとなる大会が開幕する。

 これまでは自分が得意と思える分野の強化をやってきたエーちゃんだが、今度はどちらかと言うと苦手だと思っていた分野に挑む。やはり最後まで苦手を放置していたら、トップになるのは難しいだろう。
 この時、イヤイヤながら苦手なことをやっても身につかないので、本当に必要だと自覚するためのステップが描かれているのが細かいところだと思う。

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ベイビーステップ (10)

エーちゃんの次なる課題
評価:☆☆☆☆☆
 フロリダ編が終了。拮抗する実力の間でほんの少しだけ勝利の側に天秤を傾けるために必要な、自分自身への理解と自信を深めて帰ってきた丸尾栄一郎。しかし、その余韻に浸る時間的余裕のない彼は、次の壁へと挑むことになる。
 テニスを始めたころから、遥か遠くにそびえ立っていた江川逞との対戦。圧倒的実力差を前に、今度はどんな武器を作り上げるのか。

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ベイビーステップ (9)

わずか二週間での急成長
評価:☆☆☆☆☆
 まるまる一冊フロリダ編。最先端のテニスとの方法論の違いに戸惑いながらも、自分流のやり方を貫いて、一歩一歩地道に成長していく丸尾栄一郎。この成長のための伏線も日本にいた時から張られているので突飛な感じがせず、地に足がついているという印象がある。これは栄一郎の性格ともぴったりマッチしていてブレがない。
 でも、こうやって成長できたのは、日本にいる鷹崎奈津のこっそりサポートのおかげでもあるけどね。

 日常の描写で良いと感じたのは、ニューイヤー・パーティの様子かな。本気でテニスに熱中している連中が集まれば、どっかの飲み会みたいに適当に話を合わせる必要なんかなく、自然とテニスの話題になってしまう。
 こういうのは多分どこでも同じで、学問の世界でも、飲み会を開けば最後には研究の話になってしまったりする。真剣というのは、それが日常の全てになってしまうことを言うんだろうな。

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ベイビーステップ (8)

自分の特徴を生かすためのスタイル
評価:☆☆☆☆☆
 難波江優との対戦を通じて自らの目指すべきプレースタイルを自覚した丸尾栄一郎。しかし、彼に与えられた時間はあまりにも短く、目指すべき場所は遠い。少しでもそこに近づくため、自らに厳しい練習を課すのだが少し空回り気味。
 そんな彼の前に現れた新コーチ青井竜平は、栄一郎に二日間の練習を禁じ、自分のやりたいことだけをやるように命じる。栄一郎の選んだやりたいこととは…。そして、強くなるために彼が選んだ先は、フロリダだった。

 テニスのことはよく知らないけれど、これを読むとテニスは戦略をたて緻密に積み上げていく、詰将棋みたいなスポーツだなあ、と思えます。体育会系の勢いだけじゃなくて、勝つための思考ステップがよく見えるんですよね。

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ベイビーステップ (7)

数少ない武器でいかに試合を組み立てるか
評価:☆☆☆☆☆
 エーちゃんがプロを目指す上での最高の壁になるであろう、全国ナンバー1の難波江優。対戦相手のデータを集め、テニスに必要なすべての能力でオールAを目指そうというプレースタイルは、エーちゃんのそれをはるかに洗練させたもの。関東予選でいきなり彼と対戦することになったエーちゃん。トータルでは全く実力及ばない相手、誰も助けてはくれないコートの中で、自分の持っている数少ない武器を生かし、いかにゲームを組み立てるのか。
 なっちゃんとの関係もちょっと変化しようとしていたり、地獄のトレーニングもついに完了したエーちゃんの進もうとする道は…

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ベイビーステップ (6)

新たなステップへ
評価:☆☆☆☆☆
 神奈川ジュニアテニスサーキットで神奈川トップレベルの選手たちを射程にとらえた丸尾栄一郎。わずか1年で到達した小さな山の頂から遥かに高い山々が遠くにあることを知り、プロ選手という選択肢が意識に浮かぶ。鷹崎奈津に連れられて行ったプロの試合で見た同い年の池爽児のプレーから、テニス一筋で生きる姿の凄まじさに衝撃を受け、プロを目指すことを決める栄一郎。これまでとはレベルの違う、過酷な練習が始まる。
 一足飛びではなく確実に、しかし驚異な速さでステップを登って行く栄一郎の描き方は、虚構だということは分かっていてもどこか現実的で応援したくなる。

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ベイビーステップ (5)

目で制する
評価:☆☆☆☆★
 真面目で優等生で、勉強だけではなくテニスまでそんなスタイルなのに、何故か読むと熱くなる様な…。少年漫画の主人公っぽくないのに、とっても少年漫画なのです。
 この巻は神奈川No.2の荒谷との対決。序盤はペースをつかみながらも、経験の差か、エーちゃんは圧倒されてしまいます。そんな中、じっと我慢で徐々にペースを取り戻し始め…という感じで次巻へ。

 何かこれを読むと、自分でもテニスができる気がしてきちゃうんだけど、きっと錯覚なんだろうな。

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